2024年度/1KBA009302 (公大) / (市大)
【月5】教育相談論 b/[杉本]Ⅱ全S <後期>
教育相談を進める際に必要な基礎知識を培う科目である。 カウンセリングや心理学的知見の基礎知識を習得し、教育相談全般の基本的スタイルと、特別な支援を要する生徒への対応の在り方について理解できるようになることを目標とする。
- 科目ナンバリング
- XXXCTL2R022-J1 (公大) / KLPED2208 (市大)
- 授業管轄部署
- 国際基幹教育機構(学部)
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 学年指定なし (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 生徒指導における教育相談の位置づけ、教育相談の意義と特徴、教育相談の進め方、及び子どもの発達に即した適切な支援の在り方について説明できるようになる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 1)『生徒指導提要』(平成22年3月作成)は、文部科学省によって、生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書として、小学校段階から高等学校段階までの生徒指導の理論・考え方や実際の指導方法等を、時代の変化に即して網羅的にまとめたものである。授業で学んだ基礎知識を基に、事後学習において『生徒指導提要』を独自で熟読し、理解を深めること。事前学習で用いても問題はない。 授業に対応する個所は、授業ごとに指定するが、教育相談の大枠の理解を深めるためにも、第5章「教育相談」P99~P134を少なくとも1度は通読しておくことが望ましい。『生徒指導提要』は文部科学省ホームページで閲覧、印刷することが可能である。 2)事後学習として、課題を提示する。内容については授業内に行う。
- 成績評価方法
- 到達目標の達成度について評価を行う。 1.生徒指導における教育相談の意義や役割について説明できる 2.教育相談を進める際に必要な基礎知識(カウンセリングに関する基礎知識を含む)を説明できる 3.教育相談の具体的な進め方やそのポイント、組織的な取り組みや連携の必要性について説明できる 成績を評価する手段として、定期試験(70%)、課題(30%)を用いる。 定期試験と課題との総点数が6割以上のものを合格とする。
- 履修上の注意
- 授業の進め方、評価方法について、第1回目の授業で説明します。 配布資料は、後の授業でも繰り返し利用します。毎授業に必ず持参して下さい。
- 教科書
- 毎回、資料を配布する
- 参考文献
- 『生徒指導提要』H22年度 文部科学省 『生徒指導提要』改定版 文部科学省 一丸藤太郎・菅野信夫 編著『学校教育相談』ミネルヴァ書房
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 『教育相談論』の沿革と大枠 | 事前授業として、文部科学省ホームページ 「学校における教育相談の充実について」を読んでおく |
第2回 | 生徒指導における教育相談の意義と役割 | 事後学習として、配布資料を整理し、生徒指導的手法と教育相談的手法のそれぞれの特徴をしっかり理解しておく |
第3回 | 発達を理解した相談の必要性①人格形成の理解 | ・『生徒指導提要』文部科学省 第3章「児童期の心理と生徒理解」第2節 児童期の心理と発達 1.児童期の発達の特徴(P45~P54)を熟読する ・事後学習として、配布資料を整理し、人格のよりよき発達を支えると考えられる重要な要素についてしっかり理解する。 |
第4回 | 発達を理解した相談の必要性②青年期の心性と発達課題 | ・『生徒指導提要』文部科学省 第3章「児童期の心理と生徒理解」第3節 青年期の心理と発達 1.青年期の発達の特徴(P58~P69)を熟読する ・事後学習として、配布した資料を整理し、青年期の発達課題についてしっかり理解する。 |
第5回 | 発達を理解した相談の必要性③つまづきと発達の失調現象 | 事後学習として、課題を提示する。内容については授業内で説明する。 |
第6回 | 学校におけるカウンセリング理論の活用と教育相談①カウンセリング理論の基礎知識 | 配布資料を整理し、ロジャースのカウンセリング理論についてしっかり理解する。 |
第7回 | 学校におけるカウンセリング理論の活用と教育相談②予防的側面 | 第7、第8回の事前学習として、『生徒指導提要』第5章「教育相談」第3節教育相談の進め方 P105~117を読んでおく |
第8回 | 学校におけるカウンセリング理論の活用と教育相談②問題への対応 | 事後学習として、課題を提示する。内容については授業内で説明する。 |
第9回 | 特別な支援を必要とする相談対応①神経症的問題 | ・第9回~第11回は問題への具体的対応についてケース・スタディを通じて、その基本スタイルを伝達していく。 事前に授業で行う資料(ケース)を配布するので、対応の仕方について自分で仮説を立てておく。 ・事後学習では、それぞれのケースに適した基本スタンスの在り方について整理し、理解する。 |
第10回 | 特別な支援を必要とする相談対応②不登校 | |
第11回 | 特別な支援を必要とする相談対応③非行・非行傾向 | |
第12回 | 相談を生かす環境調整①校内の相談体制の構築 | 『生徒指導提要』第5章教育相談 第2節 3教育相談担当が行う教育相談 4養護教員が行う教育相談、5学校管理職の教育相談 P121~P126を熟読する |
第13回 | 相談を生かす環境調整②専門機関との連携 | 『生徒指導提要』第5章教育相談 第4節スクールカウンセラー・専門機関との連携 P126~135を熟読する |
第14回 | 相談を生かす環境調整③保護者支援 | 『生徒指導提要』第5章教育相談 第3節 教育相談の進め方 (4)教育相談における保護者との関わり P118~120熟読する |
第15回 | まとめ |
Loading...
Updated on 2025/4/5 6:22:06