2024年度/2B20029001 (府大)
【火1】オートマトンと形式言語 <前期>
以下の項目を講義する。 ・オートマトンと形式言語の基本概念 ・有限オートマトンと正規文法 ・プッシュダウンオートマトンと文脈自由文法 ・線形拘束オートマトン、チューリング機械の基本概念 ・文脈依存文法、句構造文法の基本概念
- 担当教員氏名
- 吉岡 理文
- 科目ナンバリング
- BEPRI2311-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 計算機科学における最も重要な基礎的分野である言語とその処理機構ならびに計算のアルゴリズムの定式化に関して学生が説明できることを目指す。講義では、オートマトンと言語の基本概念、有限オートマトンと正規表現について説明する。次いで、形式文法ならびに文脈自由文法とプッシュダウンオートマトンについて講述し、学生が言語処理の概念を説明できることを目指す。さらに、計算の一般的モデルであるチューリング機械と句構造文法について説明する。具体的には、以下の基本的事項を目標とする。 1.有限オートマトンと正規文法について、その基本概念と動作原理を学生が説明できる。 2.プッシュダウンオートマトンと文脈自由文法の基本概念と動作原理を学生が説明できる。 3.線形拘束オートマトン、チューリング機械と文脈依存文法、句構造文法の基本概念を学生が説明できる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 授業時間だけでは、この講義の内容を理解し、その理解を定着させることはできない。授業の復習は勿論のこと、予習も必要である。「授業計画」欄にいつ教科書のどの節を講義するかが示されているので、授業前にその節の内容を必ず読み、分からない箇所を明確にしておくこと。
- 成績評価方法
- 小テストの合計2割+定期試験8割で評価する。合計評価100点満点中6割以上(60点以上)取得者を合格とする。 ただし、定期試験を受験するには小テストを全回数の8割以上提出していることが必要。 小テストでは「到達目標」に掲げた3つの具体的な目標の基本的な理解度を確認する.また定期試験では「到達目標」に掲載されている3つの具体的な目標が達成しているかどうかを総合的に確認する.
- 履修上の注意
- なし
- 教科書
- 富田悦次、横森貴「オートマトン・言語理論(第2版)」森北出版
- 参考文献
- ホップクロフト,ウルマン著、野崎昭弘,木村泉訳「言語理論とオートマトン」(サイエンス社)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)データ構造とアルゴリズム、計算機アーキテクチャ、コンピュータアーキテクチャ 他
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 授業ガイダンス,各章の概要. | 教科書全般の構成を見ておくこと. |
第2回 | オートマトン・形式言語概論、数学基礎(教科書第1章) 順序機械,有限オートマトン(教科書第2章第1節,第2節) 今年度は少人数のため,演習,発表を多く取り入れる.そのため,各回の授業内容は目安であり,進捗に応じて適宜調整する. 3回目以降のすべての授業についても同様. | 教科書第1章を読んでおくこと 教科書2.1節,2.2節を読んでおくこと |
第3回 | 有限オートマトン(教科書第2章第2節) | 教科書2.2節を読んでおくこと |
第4回 | 正規言語、等価性(教科書第2章第2節) | 教科書2.2節を読んでおくこと |
第5回 | 非決定性有限オートマトン(教科書第2章第3節) | 教科書2.3節を読んでおくこと |
第6回 | 言語演算、正規表現(教科書第2章第4節~第7節) | 教科書2.4~2.7節を読んでおくこと |
第7回 | 言語と形式文法(教科書第3章) | 教科書第3章を読んでおくこと |
第8回 | 文脈自由文法(教科書第4章第1節~第4節) | 教科書4.1~4.4節を読んでおくこと |
第9回 | 文脈自由文法の標準形(教科書第4章第5節、第6節) | 教科書4.5~4.6節を読んでおくこと |
第10回 | プッシュダウンオートマトン(教科書第4章第7節~第9節) | 教科書4.7~4.9節を読んでおくこと |
第11回 | 非決定性プッシュダウンオートマトン(教科書第4章第10節~第13節) | 教科書4.10~4.13節を読んでおくこと |
第12回 | 文脈依存文法、句構造文法(教科書第5章) | 教科書第5章を読んでおくこと |
第13回 | 線形拘束オートマトン、チューリング機械(教科書第5章) | 教科書第5章を読んでおくこと |
第14回 | 決定問題(教科書第6章) | 教科書第6章を読んでおくこと |
第15回 | まとめ | これまでの学習を大まかに復習しておくこと |
第16回 | 定期試験 |
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Updated on 2025/4/5 6:24:45