2024年度/2B20044001
【集中講義】情報工学特殊講義 <前期>
(府大) / 知識情報システム学特別講義 (府大)
先進研究開発者である非常勤講師から、知能情報工学分野の最近の話題について講義を受け,この分野についての最新情勢を把握する。 まず、ニューロサイエンスとコンピュータサイエンスの視点から人と計算機が情報を処理する仕組みを解説する。人と計算機、それぞれの性質を対比することで、両者の共通点や得手不得手についての理解を深め、人と計算機の協働のあり方について議論する。 次に、情報ネットワーク関連技術に関して、日頃利用しているであろう無線LAN等の無線技術に関する基礎知識と課題を中心に、IoTやセキュリティ等の関連分野を研究例を交えながら講義する。 最後に、人の思考と人工知能に関して、社会における人工知能の役割がますます重要になってきている。技術として人工知能を適切に活用するためには、人工知能の特徴・将来展望・限界について考える力を身につける必要がある。本講義では、そのための、基礎となる知識と考え方について、小演習と実例の紹介を交えながら講義する。
- 科目ナンバリング
- BEOIN3326-J1 (府大) / AKOIN3249-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 4年 (府大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 情報工学分野の最近の技術的な話題についてより専門的かつ実際的な理解を深める。講義対象分野についての最新情勢を把握する。 具体的には、まず、人と計算機が情報を処理する仕組みを理解することで、社会における人工知能の役割について自分の考えを適切に説明する知識と能力を習得する。同時に、最近の研究成果やソフトウェア開発ツールといった実用的な内容についても学習する。 次に、情報ネットワーク関連技術として、無線LANを中心に関連分野、最新研究開発動向を把握する。 さらに、人の思考と人工知能に関して、人の思考をモデル化する手法と人工知能の基礎について学び、それらを対比することを通じて、人工知能の特徴と限界について考えるための知識を習得する。さらに、最近の研究成果を概観し、社会における人工知能の役割について自分の考えを適切に説明する知識と能力を習得する。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 全体を通じて、専門分野に関する論文やニュースを、適宜、収集しておくことが望ましい。 人の思考と人工知能に関しては、講義開始前に、最近の人工知能に対する社会の期待・不安についての一般向けの記事などを読むなどして、人工知能についての自分なりの考えをまとめておくことが望ましい。講義中および講義後にも、講義内容を理解するだけではなく、独自の視点で自分の考えを整理することが望ましい。 情報システム関連技術に関しては、コンピュータビジョンの基礎技術を備えておくことが望ましい。 情報ネットワーク関連技術に関しては、TCP/IPなど通信プロトコルに関する基礎技術を備えておくことが望ましい。
- 成績評価方法
- 各講師により適宜課されるレポートにより到達目標の達成度を総合的に評価する。 合格となるためには到達目標に列挙されている各項目について説明できることが必要である。
- 履修上の注意
- 外部講師による集中講義 講義日時は下記の通り: 4/15(月) 3, 4コマ 4/22(月) 3, 4コマ 5/13(月) 3, 4コマ 5/27(月) 3, 4コマ 6/10(月) 3, 4コマ 6/24(月) 3, 4コマ 7/ 8(月) 3, 4, 5コマ
- 教科書
- 講師により適宜資料を用意もしくは指示する。
- 参考文献
- 講師により適宜資料を用意もしくは指示する。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 神経認知計算1:視線計測 |
第2回 | 神経認知計算2:行動・認知・情動認識 |
第3回 | 神経認知計算3:ニューラルネットワーク |
第4回 | 神経認知計算4:知的能力拡張 |
第5回 | 無線LANの規格やその仕組みを紹介 |
第6回 | 無線LANの課題や新規格等の動向を紹介 |
第7回 | IoTやセキュリティ等の関連分野の動向を紹介 |
第8回 | 無線LAN、IoT等に関する研究開発事例の紹介 |
第9回 | 思考の形式化(1):自然演繹法と導出原理 |
第10回 | 演習(1):自然演繹法と導出原理 |
第11回 | 思考の形式化(2):演繹的推論と帰納的推論 |
第12回 | 思考の形式化(3):問題分割法・合理的思考 |
第13回 | 演習(2):問題分割法・合理的思考 |
第14回 | 人工知能研究の歴史と展望 |
第15回 | 社会と人工知能 |
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Updated on 2025/4/5 6:54:24