2024年度/2B30011001 (府大)
【集中講義】遺伝育種学 <後期>
遺伝学の基礎,染色体とゲノム,DNA複製と突然変異,動物育種学,量的形質の遺伝,遺伝的解析法,動物の遺伝性疾患,動物遺伝学の応用について講述する。
- 担当教員氏名
- 近藤 友宏
- 科目ナンバリング
- CVANS2206-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 獣医学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- りんくう
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 2年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 1単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 獣医学類の必修科目になっている。生命現象の根幹としての遺伝現象について世代間での遺伝の仕組みや遺伝子から形質発現にいたるまでの過程を中心に理解し、家畜改良や動物に発生する遺伝性疾患に関して、その発生の仕組みや遺伝様式を推定し、育種選択法や予防法の確立について考察できるようにする。 具体的には以下の事柄を達成することが目標である。 ①遺伝子、染色体、ゲノム、形質を説明できる。 ②メンデルの遺伝の法則ならびにその拡張について説明できる。 ③DNAの複製、突然変異について説明できる。 ④質的形質・量的形質の遺伝様式等について説明できる。 ⑤応用分子遺伝学とその実践について例を挙げて説明することができる。 ⑥集団遺伝学における世代間での遺伝的変異を調べるための指標を説明できる。 ⑦人為選抜の種類とその方法を説明できる。 ⑧動物種別の遺伝性疾患について説明できる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 教科書、配布資料等を参考にして、授業の復習を行い、遺伝育種学を修得すること。
- 成績評価方法
- 授業目標①〜⑧の達成度で成績評価を行う。C(合格)となるためには、①〜⑧の全ての項目で基本的な問題が解けることが必要である。2/3以上の出席で成績評価対象となり、成績評価には筆記試験、授業態度を用いる。成績評価に占める割合は、筆記試験80%、授業への参加態度が20%である。
- 履修上の注意
- 本授業の内容は、授業担当者の実務経験を活用したものである。
- 教科書
- 獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠獣医遺伝育種学 朝倉書店 国枝哲夫、今川和彦、鈴木勝士編
- 参考文献
- 応用動物遺伝学 東條英昭・佐々木義之・国枝哲夫(朝倉書店)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)実験動物学
授業 | 授業内容 |
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第1回 | 講義の概要説明、遺伝様式の基礎(メンデルの遺伝の法則とその拡張、連鎖と組換え、質的形質と量的形質、DNAの働き、RNAの構造、RNAの働き) |
第2回 | 遺伝様式の基礎(遺伝子の構造と発現、ゲノムの構造DNA損傷と突然変異、遺伝子突然変異と染色体突然変異、集団遺伝学の基礎)、質的形質の遺伝(産業動物の生産形質の遺伝) |
第3回 | 質的形質の遺伝(動物の毛色の遺伝)、遺伝的改良の基礎(量的形質と統計遺伝学の基礎、遺伝的パラメータ) |
第4回 | 伝的改良の基礎(選抜と遺伝的改良、遺伝的評価とBLUP法、ゲノム情報を用いた選抜)、応用分子遺伝学とその実践(多型マーカー、家系解析および連鎖解析) |
第5回 | 応用分子遺伝学とその実践(個体識別などへのDNAマーカーの利用)、動物の遺伝性疾患:総論(飼育動物集団の遺伝的特徴と疾患遺伝子の集団内での頻度の変化、遺伝性疾患が動物生産に与える影響) |
第6回 | 動物の遺伝性疾患:総論(遺伝性疾患の遺伝様式とその特徴)、動物の遺伝性疾患:各論(遺伝性疾患の症状とその特徴) |
第7回 | 動物の遺伝性疾患:各論(産業動物の遺伝性疾患、伴侶動物の遺伝性疾患) |
第8回 | 総括 |
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Updated on 2025/4/5 6:49:32