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2024年度/3G03410002 (市大)

【集中講義】基礎化学実験Ⅱ *SⅡ化 TⅡ(化) <後期>

自然科学は,実験によって明らかとなったことの積み重ねで構築されている.とくに化学において、実験は重要な役割を果たしている.講義を聴いただけでは分かりにくい事柄も,自ら手を動かして実験することによって鮮明に理解することができる.科学的な方法にしたがって自然と対話しながら,自分にとって多くの新しいことを発見し,論理的考察力を培う.また, 実験を通して計画的に実験を進める能力を養う.

科目ナンバリング
GECEX0201 (市大)
授業管轄部署
国際基幹教育機構(学部)
授業形態
実験
開講キャンパス
杉本
開講区分
集中講義
配当年次
学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
3単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
化学実験を行ううえで必要な基礎的実験技術や操作を習得する.化学物質の性質と反応,分析法や機器分析の原理を理解し実践する.実験の経過を緻密に観察し,正確な記録をとることができる.講義で学んだことを実験と結びつけて理解する.実験結果について客観的な考察を行い,明解なレポートにまとめて,的確な報告ができる.実験にともなう様々な危険から身を守ることができる.
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回ガイダンス:実験内容の説明と安全教育教科書の序章を予習。あらかじめ安全講習に関する教材を閲覧し、確認テストを受けることで理解を深めておく。
第2回微粒子のブラウン運動の観察・拡散定数およびアボガドロ定数の決定(1)教科書18章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第3回微粒子のブラウン運動の観察・拡散定数およびアボガドロ定数の決定(2)教科書18章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第4回DNA:①紫外可視吸収スペクトル変化によるDNA融解温度の測定 ②電気泳動によるDNAのサイズ決定 ③高速液体クロマトグラフィーHPLCによるDNAの成分分析3グループに分かれて、3回にわたって①〜③のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書19.3章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書19.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ③教科書19.2章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第5回DNA:①紫外可視吸収スペクトル変化によるDNA融解温度の測定 ②電気泳動によるDNAのサイズ決定 ③高速液体クロマトグラフィーHPLCによるDNAの成分分析3グループに分かれて、3回にわたって①〜③のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書19.3章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書19.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ③教科書19.2章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第6回DNA:①紫外可視吸収スペクトル変化によるDNA融解温度の測定 ②電気泳動によるDNAのサイズ決定 ③高速液体クロマトグラフィーHPLCによるDNAの成分分析3グループに分かれて、3回にわたって①〜③のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書19.3章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書19.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ③教科書19.2章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第7回有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算教科書17.1/17.2/17.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第8回有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算教科書17.3/17.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第9回有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算教科書17.4/17.5章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第10回有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算2グループに分かれて、2回にわたって①と②のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書17.6章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書17.7/17.8章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第11回有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算2グループに分かれて、2回にわたって①と②のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書17.6章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書17.7/17.8章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第12回無機化学実験:遷移金属錯体の合成とその性質・機器を用いた陰イオンの分離や定性分析教科書8章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第13回無機化学実験:遷移金属錯体の合成とその性質・機器を用いた陰イオンの分離や定性分析2グループに分かれて、2回にわたって①と②のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書6章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書7章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第14回無機化学実験:遷移金属錯体の合成とその性質・機器を用いた陰イオンの分離や定性分析2グループに分かれて、2回にわたって①と②のテーマを順次行う。グループ分けなどについては別途連絡します。 ①教科書6章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。 ②教科書7章を予習。実験⼿順をノートにまとめ、実験レポート作成。
第15回実験報告会実験レポートを基にショートプレゼンテーション資料を作成。
授業内容
《注意》対面と遠隔の併用で行います。 2024年8月5日時点での日程です。 第1回 ガイダンス:実験内容の説明と安全教育【遠隔・9月19日〜24日】 第2~3回:微粒子のブラウン運動の観察・拡散定数およびアボガドロ定数の決定【遠隔・10月〜11月中旬】 第4~6回 DNA:①紫外可視吸収スペクトル変化によるDNA融解温度の測定 ②電気泳動によるDNAのサイズ決定 ③高速液体クロマトグラフィーHPLCによるDNAの成分分析【遠隔・10月〜11月中旬】 《変更》第7~9回 有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算 *有機化学実験:芳香族化合物の合成【遠隔・11月中旬〜12月中旬】 第10~11回 有機化学実験:芳香族化合物の合成とスペクトル解析・量子化学計算 *スペクトル解析・量子化学計算【対面・12月24日終日、25日午前 冬休み;基礎教育実験棟303/309/402室】 第12~14回 無機化学実験:遷移金属錯体の合成とその性質・機器を用いた陰イオンの分離や定性分析【対面・12月25日午後、26日 冬休み;基礎教育実験棟303/402室】 #11月16日(土)、12月14日(土)、1月25日(土)いずれも授業調整日(補講日)に行う可能性もあります。 第15回 実験報告会【対面では行わず、資料作成のみ】 予備日 2月6日、7日
事前・事後学習の内容
テキストを熟読することで,それぞれの実験操作の意味を十分に理解し,実験ノートに手順をまとめたうえで実験にのぞむこと.分からないことは,積極的に担当者に質問し,あいまいなままにしておかないこと.いずれの課題についても,実験結果とそれらへの考察をまとめたレポートを作成し,期日までに提出する.
成績評価方法
○安全に実験を⾏い、正確に実験ノートを作成し、レポートを提出することによって、その実験テーマは完了する。 作成したレポートを指定された期⽇までに必ず提出すること。 ○成績は授業⽬標(達成⽬標)の達成度に基づいて、実験操作、実験台・器具の後⽚付け、薬品の廃棄、実験ノートの記⼊、実験後の⼝頭試問等の受講状況(30%)、レポート(60%)、およびプレゼンテーション(10%)で総合評価する。なお、レポートの受理をもって評価を⾏う。いかなる剽窃も不正⾏為とみなす。 ○単位を修得するためには、 あらかじめ、それぞれの実験操作の意味を⼗分に理解し、実験ノートに⼿順をまとめる 毎回積極的に実験に参加し、実際に行ったことを自分の言葉で正確に記録しまとめる 得られた結果を考察し、実験課題に関連した理論・事項への理解を深め、自分の言葉で説明できる ことが必要である。
履修上の注意
○24年度の基礎化学実験Ⅱは,新カリキュラムによる読替ができないために,この科目を必修あるいは選択必修科目とする再履修生・未履修生向けに開講されます. ○基礎化学実験Iを履修した学生に対して提供される基礎科目であり,基礎教育科目の「基礎有機化学Ⅰ,Ⅱ」,「基礎無機化学」,「基礎物理化学A,B」を履修していることが望ましい.何らかの事情で基礎化学実験I(新カリキュラムでの基礎化学実験)を履修できていない学生は科目代表者まで事前相談すること(履修登録前でも可). ○安全面を考慮して受講人数を制限する場合がある(ただし,必修を除く). ○初回ガイダンスは授業支援システムmoodleを介して行う. ○履修希望者は授業支援システムmoodleから毒物および劇物の取り扱いに関する誓約書を必ず実験開始前の指定された期日までに提出すること. ○学生教育研究災害障害保険(学研災)および付帯賠償責任保険,またはこれらと同等の災害補償が可能な保険に必ず加入していること. ○対面での実験開始時に,担当教員から実験内容や注意事項に関する説明があるので,定刻までに遅刻することなく所定の場所に集合しなければならない. ○なお,実験内容は一部変更する場合がある.補講に相当する追加実験は提供しない. ○障がいなどにより本実験の受講に際し特別な配慮を必要とする場合は,あらかじめアクセシビリティーセンターに相談すること.また,初回時までに科目代表者にも申し出て,相談すること.
教科書
『基礎化学実験 改訂4版』(大阪市立大学大学院理学研究科・基礎教育化学実験グループ編,2022,ふくろう出版)

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参考文献
Paula Y. Bruice 著「ブルース 有機化学 第7版 下」化学同人(ISBN978-4-7598-1585-6)                                    David R. Klein 著「クライン 有機化学 問題の解き方(日本語版)」東京化学同人(ISBN978-4-8079-0975-9) 化学同⼈編集部編「第8版実験を安全に⾏うために」化学同⼈(ISBN 978-4-7598-1833-8) 野島高彦著「実験ノートの書き方:誰も教えてくれなかった研究を成功させるための秘訣」化学同人(ISBN 978-4-7598-1933-5) 担当教員より適宜指示する。必要があれば資料等を配布する。
オフィスアワー
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教員への連絡方法(メールアドレス等)
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Updated on 2025/4/5 6:58:00

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