2024年度/3H01188001 (市大)
【集中講義】臨床栄養ベッドサイド実習 <前期、後期>
臨床栄養ベッドサイド実習は、管理栄養士として必要な知識、技能全般および専門職としての意識を体得することを目的としている。病院管理栄養士・医療人としての職務内容を総合的に理解するため、病院において臨床栄養学の実習を行う。栄養アセスメント、評価・判定に基づいた栄養ケアプランの作成、実施・モニタリング・評価の総合的なマネジメントの考え方を理解し、チーム医療における連携・役割について理解する。また、栄養管理に関する診療報酬を理解し、各疾患患者の栄養教育、食品と医薬品の相互作用について習得し、献立作成、衛生管理、医療・介護制度についても理解することを目的とする。入院患者の治療方針などについてのカンファレンスや回診への同行、ベッドサイドに訪問し、対象患者のアセスメント、栄養評価と栄養補給方法など栄養管理について学ぶ。
- 担当教員氏名
- 安井 洋子
- 科目ナンバリング
- HAE1F4402 (市大)
- 授業管轄部署
- 生活科学部
- 授業形態
- 実験
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 4年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 1単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 病院における臨床栄養管理の基礎、職業倫理を習得する。 傷病者の病態、栄養状態に基づいた適切な栄養管理を行うため、①医療・介護制度について理解できる②栄養状態のアセスメント・評価・判定、栄養療法の検討ができる③栄養教育、チーム医療における役割について説明できる。 臨床現場におけるチーム医療、病棟配置の管理栄養士として、①チーム間での情報交換、コミュニケーションについて習得できる②栄養管理に関する診療報酬について実践を通して理解できる③入院患者の栄養管理計画書(入院管理計画書)の作成ができる④糖尿病、腎臓病、脂質異常症、高血圧など様々な疾患におけるアセスメント、適切な栄養管理ができる⑤各疾患の献立の特徴を理解することができる⑤食品と医薬品の相互作用について理解し説明できる。
- 各授業回の説明
- 授業内容
- 【病院での臨地実習】 病院にて実習を行う(対面) 第1回 症例1のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 第2回 症例1の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について 第3回 症例2のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 第4回 症例2の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について 第5回 症例3のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 第6回 症例3の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について 第7回 回診(NST):アセスメント及び多職種との連携、接遇 第8回 回診(褥瘡など):アセスメント及び多職種との連携、接遇 第9回 回診(緩和ケア):アセスメント及び多職種との連携、接遇 第10回 カンファレンス(病棟):症例のアセスメント及び多職種との連携、接遇 第11回 集団栄養指導疾病①(見学等) 第12回 集団栄養指導疾病②(媒体作成等) 第13回 関係職種の職務内容、設備等の把握 第14回 総括・発表
- 事前・事後学習の内容
- 事前学習:実習で学びたいことを根拠を示し、まとめておく。 事後学習:実習中に修得した内容を復習し、知識不足・理解が不十分と思わるところは理解を深めておく
- 成績評価方法
- <成績評価方法> 実習中の取り組み・態度(90%)・実習後の報告等(10%)を評価する ・適切な挨拶、ことば使い、指示事項について、実習生として対応できる ・与えられた課題に対し期限内に提出し、形式に従って作成できる ・積極的に質問できる ・根拠に基づいて自分の意見ができる ・その時の状況に応じて臨機応変に対応できる ・合格のための最低基準:病院管理栄養士の業務を学ぶ実習生としての「心構え」ができ、 適切な挨拶、ことば使い、指示事項について、実習生として対応でき、与えられた課題に対し期限内に提出し、形式に従って作成できる
- 履修上の注意
- まず、個人情報保護法のため患者情報の取り扱いには十分注意すること。施設の医療従事者、事務、業者および対象者(患者)との接遇やコミュニケーションが必要とされる。 自分の考えを述べることができ実習内容を理解するため、今まで習んだ授業内容等を復習・理解し、知識力をつけておくこと。
- 教科書
- 今まで学んだ病態栄養学・臨床栄養学の受講内容、教科書。 糖尿病食事療法のための食品交換表:日本糖尿病学会編・著 日本食品成分表:医歯薬出版 追記する関係資料があればプリントし配布する。
- 参考文献
- 各疾患のガイドライン 診療報酬
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- 実習内容および実習条件は各施設により多少異なる場合もある。
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | NSTの組織、各職種の役割、連携等について | 事前学習:NST、各疾患の検査項目と診断基準について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第2回 | 症例1のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第3回 | 症例1の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第4回 | 症例2のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第5回 | 症例2の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく、症例1の栄養管理について復習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第6回 | 症例3のベッドサイド訪問技法、患者情報の収集、面接技法、接遇 | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく、症例1の栄養管理について復習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第7回 | 症例3の栄養補給法の実際、栄養補給法と内容について | 事前学習:各疾患の検査項目と診断基準、食事指導、栄養補給方法について予習しておく、症例1の栄養管理について復習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第8回 | 回診(NST):アセスメント及び多職種との連携、接遇 | 事前学習:NST、各疾患の検査項目と診断基準について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第9回 | 回診(褥瘡など):アセスメント及び多職種との連携、接遇 | 事前学習:褥瘡の栄養管理について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第10回 | 回診(緩和ケア):アセスメント及び多職種との連携、接遇 | 事前学習:緩和ケアとしての栄養管理方法(嚥下食、口腔ケア含む)について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第11回 | カンファレンス(病棟):症例のアセスメント及び多職種との連携、接遇 | 事前学習:チーム医療、各疾患のアセスメントについて予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第12回 | 集団栄養指導疾病①(見学等) | 事前学習:集団栄養指導の診療報酬、各疾患の栄養管理・食事指導ついて予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第13回 | 集団栄養指導疾病②(媒体作成等) | 事前学習:集団栄養指導の診療報酬、各疾患の栄養管理・食事指導ついて予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第14回 | 関係職種の職務内容、設備等の把握 | 事前学習:多職種の職務内容と管理栄養士との連携、施設の設置機器について予習しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第15回 | 総括・まとめ | 事前学習:第1回~14回までの習得した内容・知識を整理しておく 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
第16回 | 発表 | 事前学習:第1回~14回までの習得した内容・知識を整理し発表スライドの作成 事後学習:習得した内容、知識をまとめ、復習しておく |
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Updated on 2025/4/5 6:58:01