2024年度/3S01179000 (市大)
【火2】微分幾何学Ⅱ <後期>
微分幾何学Iで学んだ可微分多様体の基礎的内容(定義、例、可微分関数、可微分写像、接ベクトル空間、はめ込みと埋め込み、等)を踏まえて、微分可能多様体の基礎理論における次の基本的かつ重要な項目は、「ベクトル場」と「微分形式」てある。「ベクトル場」と「微分形式」は、可微分多様体上の種々の数学を記述する最も基本的な道具である。
- 担当教員氏名
- 橋本 義規
- 科目ナンバリング
- SAGEO6402 (市大)
- 授業管轄部署
- 理学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- カリキュラムにより異なります。 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 微分幾何学Iで学んだ多様体の基礎的内容に続いて、微分可能多様体上の「ベクトル場」と「微分形式」の基礎理論を学ぶ。ベクトル場のイメージ、ベクトル場を積分曲線およびフローで扱うことを、抽象的な理論と具体例の両面から学ぶ。多様体上の微分形式がどのようなものか理解し、微分形式を用いて具体的な計算ができるようになる。その応用例についても学ぶ。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 微分幾何学Iにおいて、可微分多様体の定義、具体例、可微分関数、接ベクトル空間、可微分写像の定義、可微分写像の微分、など基礎事項を学習しておくこと。本授業の内容から進んで、事後学習の内容として、リーマン幾何学、リー群論、モース理論、接続の微分幾何、シンプレクティック幾何学などがある。
- 成績評価方法
- 到達目標の達成度で成績評価を行う。原則として学期末試験により、ベクトル場や微分形式の基礎事項が理解できているか評価する。原則として、学期末試験の成績が6割以上であることが合格のために必要である。到達目標にある事項を説明できることが合格最低基準である。
- 履修上の注意
- 予備知識としては、微分積分、線型代数、集合と位相、および、可微分多様体の(微分幾何学I)基本的内容を想定している。ベクトル解析も学んでいることが望ましい。
- 教科書
- 松本幸夫「多様体の基礎」東大出版会
- 参考文献
- 授業内で適宜紹介する。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 可微分多様体の基本事項(復習と準備) | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第2回 | 可微分多様体上のベクトル場の定義といろいろな例 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第3回 | 可微分多様体上のベクトル場の積分曲線 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第4回 | 可微分多様体上のベクトル場のフロー | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第5回 | 行列から定義されるユークリッド空間上のベクトル場(具体例) | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第6回 | 可微分多様体上のベクトル場のブラケット積 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第7回 | 行列から定義されるベクトル場のブラケット積(具体例) | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第8回 | 可微分多様体上のベクトル場のブラケット積とフロー | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第9回 | ベクトル空間上の交代形式と外積代数 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第10回 | 可微分多様体上の微分形式の定義 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第11回 | 可微分多様体上の微分形式に対する外微分作用素 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第12回 | 可微分写像による微分形式の引き戻し | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第13回 | 微分形式による可微分多様体の向きの定義 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第14回 | 可微分多様体上の微分形式の積分 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第15回 | 可微分多様体上の微分形式の積分の計算例と発展的話題 | 講義の内容を復習し、講義ノートで紹介する演習問題を解くことで理解を深める。 |
第16回 | 期末試験 | 講義の内容を総合的に復習する。 |
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Updated on 2025/4/5 6:28:37