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2025年度/1AAB017001 (公大) / (府大)

【月2】海域環境再生学 <前期>

本授業は、海域環境に関する基礎知識および海域環境再生の方法論を学ぶための科目である。具体的には、海域環境に関する歴史、海域環境の特性と生態系、海域環境悪化のプロセス、海域環境再生の目標設定、海域環境再生技術、海域環境再生計画等について講義する。

担当教員氏名
黒田 桂菜
科目ナンバリング
AABESB32007-J1 (公大) / AENES3326-J1 (府大)
授業管轄部署
現代システム科学域
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (公大) / 3年 (府大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (府大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
海域環境を再生するためには,悪化に至った歴史背景,海域環境の特性を踏まえた再生技術,海域環境に関わるステークホルダー,そして望ましい環境を見据えた目標設定について考える必要がある。本授業では,以下の能力を身につけることを目標とする。 1.海域環境の特性や生態系に関する基礎知識を理解し,それを説明できること。 2.海域環境が抱える環境問題の歴史的な流れと内容を理解し,それを説明できること。 3.海域環境が悪化するプロセスと,それに基づいた環境再生技術について説明できること。 4.様々な海洋環境再生技術について,その特徴と限界,適用可能条件について説明できること。 5.海域環境と人間活動・社会活動の共生について,自分の考えをまとめることができること。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回イントロダクション瀬戸内海(大阪湾)について調べておく。
第2回海域環境問題の歴史下記キーワードについて調べておく。 沿岸域、閉鎖性海域、瀬戸内法
第3回沿岸域環境の特性・生態系下記キーワードについて調べておく。 生物多様性、生態系サービス、水質指標
第4回沿岸域・閉鎖性海域における環境問題下記キーワードについて調べておく。 海洋汚染、過栄養化、貧酸素水塊
第5回海域環境再生技術1-海水交換・上下混合促進 海域環境再生技術2-貧酸素水塊解消 下記キーワードについて調べておく。 海水交換、潮汐残差流、躍層 底質指標、浚渫、覆砂
第6回海域環境再生技術3-負荷削減 下記キーワードについて調べておく。 高度処理、下水道の資源・エネルギー
第7回海域環境再生技術3の見学準備事前配付資料を読むとともに、下記キーワードについて調べておく。 メタン発酵、バイオガス、MAP法
第8回海域環境再生技術3の見学-下水処理場見学見学内容のふり返り、課題レポートの作成
第9回海域環境再生技術4-浅場の創出下記キーワードについて調べておく。 干潟、直立護岸
第10回海域環境再生技術5-系外除去下記キーワードについて調べておく。 漁業の多面的機能、CNPリサイクル
第11回魚食1:水産資源に関するドキュメンタリー視聴世界・日本の魚食の傾向(漁獲量,自給率,天然・養殖など)について調べておく
第12回魚食2:ドキュメンタリーに関するディスカッション ドキュメンタリー内容に関する自身の考えをまとめておく ディスカッション内容のふり返り、課題レポートの作成
第13回海洋環境教育下記キーワードについて調べておく。 海洋教育
第14回目標設定・方法論下記キーワードについて調べておく。 大阪湾再生行動計画、順応的管理
第15回尺度・基準・評価第3回でとりあげた水質指標について復習しておく 試験準備
第16回期末試験
成績評価方法
到達目標の達成度で成績評価を行う。単位を取得するためには、 1.海域環境の特性や生態系に関する基礎知識を理解し,それを説明できること。 2.海域環境が抱える環境問題の歴史的な流れと内容を理解し,それを説明できること。 3.海域環境が悪化するプロセスと,それに基づいた環境再生技術について説明できること。 4.様々な海洋環境再生技術について,その特徴と限界,適用可能条件について説明できること。 5.海域環境と人間活動・社会活動の共生について,自分の考えをまとめることができること。 の5点を達成することが求められる。 合格(C以上)のための最低基準は,授業目標1~5に関する基本的な事項について説明できることである。 成績は,授業中に課すレポート(40%),期末試験(60%)で評価する。
履修上の注意
(関連科目)情報システムとサステイナビリティ、自然システムとサステイナビリティ、社会システムとサステイナビリティ、人間システムとサステイナビリティ、環境社会システム学概論、海洋環境生態学 (備考)
教科書
授業の中で適宜資料を配付する。

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参考文献
「大阪湾-環境の変遷と創造」生態系工学研究会編、恒星社厚生閣、2009 「沿岸域総合管理入門」笹川平和財団海洋政策研究所編、東海大学出版部、2016
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/7/16 6:17:35

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