【金1】財務会計論 | 大阪公立大学授業カタログ

担当教員氏名

浅野信博

科目ナンバリング

AEAACC35002-J1 (公大) / CAACC3322 (市大)

授業管轄部署

商学部

授業形態

講義

開講キャンパス

杉本

開講区分

週間授業

配当年次

3年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数

2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標

本科目の到達目標は以下のとおりである。・会計基準がどのように設定されるのかについて習得する。・コーポレートガバナンスの概要を説明できるようになる。・財務報告の品質と監査の品質について違いが説明できるようになる。・機関設計の企業特性が財務報告の品質および監査の品質にどのような影響を及ぼすのかについて先行研究から学ぶ。

各授業回の説明

授業	授業内容	事前・事後の学習内容
第1回	社会における会計学の役割	事前学習：有価証券報告書を読んでおく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第2回	経済学と会計学	事前学習：需要曲線と供給曲線について調べておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第3回	取引コストと資本コスト	事前学習：教科書の取引コストと資本コストの説明を読んでおく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第4回	財務会計の機能	事前学習：情報提供機能と利害調整機能について調べる。事後学習：講義ノートについて復習する。
第5回	会計公準と財務会計の概念フレームワーク	事前学習：「（討議資料）財務会計の概念フレームワーク」を読んでおく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第6回	会計公準と企業会計原則	事前学習：企業会計原則「一般原則」を読んでおく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第7回	会計利益とキャッシュフローの相対的情報内容	事前学習：任意企業の損益計算書とキャッシュ・フロー計算書を読んでおく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第8回	会計利益とキャッシュフローの増分的情報内容	事前学習：任意企業の有価証券報告書を熟読する。事後学習：講義ノートについて復習する。
第9回	会計利益の構成要素	事前学習：任意の企業のウェブサイトを隅々までじっくりと見ておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第10回	会計利益の品質	事前学習：会計利益がどのような構成要素から成り立っているのか検討しておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第11回	財務報告の品質	事前学習：企業がどのようなディスクロージャーを行っているのかウェブサイトを見ておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第12回	監査の品質	事前学習：任意企業の監査報告書について熟読する。事後学習：講義ノートについて復習する。
第13回	コーポレートガバナンスと財務会計①：機関設計の違いと財務報告の品質	事前学習：コーポレートガバナンス・コードを熟読しておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第14回	コーポレートガバナンスと財務会計②：機関設計の違いと監査の品質	事前学習：監査基準を熟読しておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第15回	総復習	事前学習：これまでの講義ノートを復習しておく。事後学習：講義ノートについて復習する。
第16回	定期試験

成績評価方法

授業目標(達成目標)の達成度で評価する。成績評価には定期試験とレポートの結果を用い、定期試験を９割、レポートもしくは小テストを１割の割合で評価する。合格のための最低基準は、財務会計・監査に関連する専門用語について単なる暗記ではなく理論的に理解した上で、コーポレートガバナンスに関連する規制の経済的影響について説明できるようになることである。

履修上の注意

他学部の学生の受講については、事前に簿記３級程度の知識を習得しておくのが望ましい。

教科書

田村威文・中條祐介・浅野信博（2021）『会計学の手法（第２版）』中央経済社。

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参考文献

浅野信博（2024, 近刊）『監査役会の機能と会計情報』中央経済社。浅野信博編著（2023）『監査人のローテーションに関する研究』同文舘出版。

オフィスアワー

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教員への連絡方法（メールアドレス等）

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【金1】財務会計論 <後期>