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2025年度/1AEB007000 (公大) / (市大)

【水3】ビジネス・モデル論 <前期>

21世紀における企業活動は、持続可能な製品、サービス、ビジネスの展開、即ちSDGs経営が必須とされる。このような中、企業はどのようにビジネスモデルを変革していくのか。 本講義では、新しい社会を構築するために、既存の社会認識をどのように変えか、そしてどのようにビジネスを構築していくかを学ぶ。 講義においては、毎回異なる外部講師(合計15人を予定)が講演を行うオムバニス形式で行う。 講義の中で、質疑応答もしくはディスカッションが行われるため、積極的な参加が期待される。 各回の講師は、3月24日(月)までにシラバスに掲載する。また、各講義の詳細は、Moodleにて掲示する。

担当教員氏名
小関 珠音
科目ナンバリング
AEBMAN32005-J1 (公大) / CASOM3304 (市大)
授業管轄部署
商学部
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (公大) / 学年指定なし (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標

講師の講演について、講師との対話、あるいは学生間のディスカッションに積極的に参加し、自らの視点を掘り下げて、主に以下の論点について考えて行く。 ・各講師が新しいビジネスモデルを展開する際に、過去の慣習の呪縛からどのように逃れ、また様々な抵抗をどのように払拭してきたか ・事業展開の各局面における機会と障壁を意識しつつ、新しいビジネスモデルに転換するためにはどうするべきか ・SDGsを取り入れた経営を展開するためのシナリオを作成するには、どのような見識が必要なのか これらのことは、通常簡単には公開の場で説明されないものであるので、事前に準備をし、自分なりの答えを見出すことが期待される。

各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回【リアル講義】 フクシのみらいデザイン研究所 和泉亮氏 フリーランスソーシャルワーカー・精神保健福祉士 「障害福祉サービスビジネスの未来の可能性と現状の課題」講義の概要と各講師の紹介を、講義開始以前にMoodle(文面もしくは録画)にて配信するので、履修前に参照し、かつ独自の調査を行っておくこと。
第2回【リアル講義】 薬味堂店主 高島一馬氏 「『ドヤ街』から観光ゲートウェイへ」第1回参照
第3回【リアル講義】 子育て×地域社会 研究者 宮外真理子氏 「保育園留学から考える、子育て×地域のビジネスモデル」 第1回参照
第4回【リアル講義】 株式会社KAKEAI COO 石丸浩司氏 「アマゾンのビジネスモデルとメカニズム」第1回参照
第5回【リアル講義】 大阪商工会議所南支部 経営指導員 松川 晶氏 「商工会議所における経営支援(個社支援)」 講師は、地域金融機関にて法人融資渉外業務を担当し、中小企業への融資実務について精通。 また、地域金融機関本部にて各種補助金申請サポート及び自己査定業務を担当。 現在はとして中小企業の経営改善に注力している。第1回参照
第6回【リアル講義】 株式会社星野リゾート 海外事業グループ プロジェクトディレクター 馬場義徳氏 「ホテルのツクリカタ ~ホスピタリティーとは何か~」第1回参照
第7回【リアル講義】 大阪大学フォーサイト・アカデミー エバンジェリスト 元オムロン株式会社イノベ―ション推進本部 インキュベーションセンター長 竹林一氏 「ワクワクする未来をデザインする」第1回参照
第8回【リアル講義】 社会保険労務士 小松大祐氏 「労務マネジメント戦略 ー 『人』は資源か、コストかー」 法令遵守を基盤とし、公平性と透明性を軸に、人間性(感情や価値観)を尊重する労務管理戦略を学び、組織と個人が主体的・自律的に変革を起こす視点を獲得する。第1回参照
第9回【リアル講義】 石光商事 サステナビリティ推進室 井上英司氏 「環境対策をキーとした脱炭素ビジネスモデルの構築―脱炭素ビジネスの価値の源泉は何か?ー」第1回参照
第10回【リアル講義】 株式会社Civil Assist 代表取締役 西靖彦氏 「自治体OBの社会課題解決型ビジネスの展開」 ~その戦略と実践、SDGsへの取り組み~第1回参照
第11回【リアル講義】 有限会社ジャパンスタイルシステム 代表取締役 川邊祐之亮氏 「 “伝統と革新”による伝統文化の近代社会への再提案(京友禅のCG化実用事例より)」 日本古来の文様には、日本人ならではの自然と共生するサスティナブルな心持ち等、現代社会において有用な文化的価値が隠されている。江戸時代から受け継がれた京友禅文様をコンピューターグラフィックスで再構築しIT化された現代の生産インフラを利用することで、伝統文様を現代社会へ意味のあるものとして再提案する実例等を交え講義する。第1回参照
第12回【リアル講義】 泉州アグリ取締役、阪南大学研究部 大阪公立大学大学院都市経営研究科博士後期課程 太田光昭氏 「ソーシャル・ビジネスモデルについて ~社会的企業の実践から~」第1回参照
第13回【リアル講義】 みずほフィナンシャルグループ 常務執行役員チーフ・サステナビリティ・オフィサー 牛窪恭彦氏 「社会課題の解決と経済価値の創出の両立に向けて ~気候変動対応を中心に~」第1回参照
第14回【リアル講義】 大阪市万博推進局 公益社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン 松村恵造氏 「公共セクターからの事業創造」 大阪市交通局(鉄道車両)、計画調整局(まちづくり:地域情報化)、危機管理室(防災システム)、消防局(消防機械器具)、万博推進局(大阪府市館の展示建築)とキャリアを展開する中で、行政の中で新しい事業を生み出したことなどを、機械技術、ICT、社会の課題解決、及び企業との出会い・つながりなどの観点から講義を展開する。第1回参照
第15回【リアル講義】 Little Japan 代表取締役 中央大学商学部特任准教授 柚木理雄氏 「ローカルビジネスの可能性(仮)」第1回参照
授業内容

本講義を受講するにあたっては、以下のことに留意されたい。

世界各国で新しい資本主義が模索される中で、企業においてはSDGsの実現が求められている。ただしそれと同時に、大量生産・大量消費の経済競争は簡単には終わらず、現実の事業体制をすぐに変えることはできない。本講義では、講師が関わる企業がどのようにして新規に事業を興し、この二極をコントロールし、旧来のビジネスモデルを改革する、即ち、ビジネスモデルイノベーションを進めるのか、そしてそのプロセスはどのようなものか、ということについて考察していく。

事前・事後学習の内容

講義の概要と各講師の紹介を、講義開始以前にMoodle(文面もしくは録画)にて配信するので、履修前に参照しておくこと。 講義当日は、各講義の内容を参照し、Moodleの課題設定にて、感想等を記載する。

特に興味を持った講義については、文献調査を行うなどして理解を深め、最終レポートのための準備をすることが期待される。

成績評価方法

(1)到達目標の達成度について評価を行う。 (2)各講義後に短時間でMoodle上の課題に感想を記載する。これをもとに、各回の授業への積極的な参加度30%について評価を行う。 (3)最終レポートの課題は、講義後半に提示する。これをもとに70%の評価を行う。 (4)合格(単位修得)のための最低基準は、学生が到達目標において一定の水準に達していること。

履修上の注意
先に述べた講義前に準備した上で、当日は、質問など講義への参加を期待する。
教科書
クレイトン M クリステンセン (著), タディ ホール (著), カレン ディロン (著)他(2017)『ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム』、(ハーパーコリンズ)

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参考文献
全体を通して、以下が参考になる。 オスターワルダー, A, ピニュール,Y, 小山龍介(訳)(2012)『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』、翔泳社. Amit, R., Zott, C. 2001. Value creation in e-business. Strategic Management Journal, 22: 493-520. Casadesus-Masanell, R. and Ricart, J., E. (2011). “How to Design a Winning Business Model,” Harvard Business Review, The January-February 2011 Issue. Chesbrough, Henry. (2010). “Business Model Innovation: Opportunities and Barriers,” Long Range Planning 43, pp:354-363. Christensen, C. and Day, L (2015) “Integrating Around the Get the jobs to be done,” Harvard Business School, 9-6211-004. REV: June 17, 2015 Magretta, Joan. (2002). ”Why Business Models Matter,” Harvard Business Review, May 2002. Teece. D.J. and Linden. G. (2017) “Business models, value capture, and the digital enterprise,” Journal of Organization Design, 6:8.
オフィスアワー
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Updated on 2025/8/5 6:30:10

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