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2025年度/1AHE035100

【金2】地球物質学2 <後期>

(公大) / 地球物質学Ⅱ (市大)

鉱物の主要な研究方法のX線回折法について学ぶ。以下の項目について解説する。 1実格子と逆格子、ミラー指数 2ラウエの回折条件とブラッグの回折条件、エワルド球と回折条件 3X線の発生法;特性X線と白色X線、吸収端 4原子散乱因子と結晶構造因子 5消滅則 6ラウエ関数 7最小二乗法と格子定数 8いくつかのX線回折法の紹介と、鉱物学への応用例の紹介

担当教員氏名
篠田 圭司瀬戸 雄介
科目ナンバリング
AHEEAS32018-J1 (公大) / SFGMP4301 (市大)
授業管轄部署
理学部
授業形態
講義
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (公大) / 3年 (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
以下の項目が理解し説明できるようになること。 1実格子と逆格子、ミラー指数 2ラウエの回折条件とブラッグの回折条件、エワルド球と回折条件 3X線の発生法;特性X線と白色X線、吸収端 4原子散乱因子と結晶構造因子 5消滅則 6ラウエ関数 7最小二乗法と格子定数 8いくつかのX線回折法の紹介と、鉱物学への応用例の紹介
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回回折格子によるレーザーの回折、波の表記と波の足し合わせ、回折条件の説明。事前:三角関数を用いた波の表記法 事後:回折図形から回折格子を作図すること。
第2回ラウエの回折条件を波の強めう条件から導出する過程の説明。事前:位相差がある場合の波の足し合わせの表記法。 事後:レーザー回折図形から回折格子を再現し作図すること。
第3回ラウエの回折条件からブラッグの回折条件を、実格子と逆格子、エワルド球の考え方を用いて導出する。事前:ベクトルの内積と外積 事後:エワルド球を用いたX線の回折条件を導出する過程の確認。
第4回エワルド球を用いたX線の回折条件を用いて、粉末試料、単結晶試料の回折条件を考察し、実際のX線回折データを理解する。事前:エワルド球を用いたX線回折条件の確認 事後:粉末X線回折データの処理法を復習
第5回結晶構造因子からX線回折強度を計算するための波の表記法としてオイラーの公式と波の複素表示の理解。事前:複素数の表記法、計算法とオイラーの公式の予習 事後:複素表示された波の合成法の復習
第6回X線回折強度を定量的に理解するための原子散乱因子の理解。事前:複素表示された波の足し合わせの計算法 事後:原子散乱因子の導出法の復習
第7回回折X線の強度の定量的理解のための結晶構造因子と消滅則の説明事前:複素表示された波の合成法の予習 事後:単純な結晶構造の結晶からの回折X線強度の計算法の復習
第8回結晶内の原子数の違いによるX線回折強度の計算をラウエ関数として導出し、ラウエの回折条件再確認する。事前:複素表示された波の合成法 事後:ラウエ関数の導出の確認
第9回X線回折実験を行う際に使用するX線の理解。X線の発生、特性X線と吸収端の説明。事前:原子内での電子構造の復習 事後:特性X線、白色X線の発生の考え方の確認
第10回鉱物の同定法としての粉末X線回折法の説明と理解事前:ブラッグのX線回折条件の確認 事後:粉末X線回折法を用いた主要造岩鉱物の同定法の復習
第11回粉末X線回折データを用いて格子定数の最確値を最小二乗法を用いて計算する方法の説明。事前:最小二乗法の予習 事後:石英の格子定数を粉末X線回折データから求めること
第12回結晶構造因子から回折X線強度を求める方法と消滅則を説明する事前:結晶構造因子の復習 事後:複雑な結晶構造の鉱物の回折X線回折強度を計算する過程の復習
第13回立方晶系に属する鉱物の格子タイプと回折X線強度の比較事前:消滅則の復習 事後:格子タイプによる消滅則の違いを、粉末X線回折データから求める
第14回単結晶試料を用いたいろいろなX線回折法の紹介事前:エワルド球を用いたX線の回折条件の復習 事後:プリセッションカメラを用いたX線回折図の処理法の復習
第15回プリセッションカメラを用いて撮影したX線回折図上での回折斑点の指数付けと空間群の確認法事前:プリセッションカメラを用いたX線回折斑点の処理法 事後:プリセッションカメラを用いたX線回折斑点の指数付けと消滅則の確認
第16回試験
事前・事後学習の内容
授業前に、次回の講義に関する本シラバスのキーワードについて事前に概略を確認し、授業に臨むこと。また、同実習授業で授業内容に関する問題を課すので、次回の授業までに解答し提出すること。
成績評価方法
定期試験により評価する。定期試験での6割以上の得点が合格の最低基準である。到達目標の達成度で成績評価を行う。 以下について説明できること。 1実格子と逆格子、ミラー指数 2ラウエの回折条件とブラッグの回折条件、エワルド球と回折条件 3X線の発生法;特性X線と白色X線、吸収端 4原子散乱因子と結晶構造因子 5消滅則 6ラウエ関数 7最小二乗法と格子定数
履修上の注意
出席率は問わないが、出席率が7割未満での単位取得は困難である。 定期試験では計算機の持ち込みのみ可。ノート、プリント類の持ち込みは不可。 地球物質学Ⅱ実習とあわせて履修することが望ましい。
教科書
プリントを配布する。参考書として「化学結晶学入門(共立全書)」、「Introduction to Mineral Sciences, A. Putnis (Cambridge Univ. Press)」など

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参考文献
プリントを配布する。参考書として「化学結晶学入門(共立全書)」、「Introduction to Mineral Sciences, A. Putnis (Cambridge Univ. Press)」など
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/7/2 6:39:55

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