2025年度/1AJB023001
【火3】船舶海洋構造力学1 <前期>
(公大) / 構造力学I (府大)
構造力学は、機械・構造物の全体的な設計の流れにおける強度設計に関連して重要な役割をはたすものであり、その具体的な目的は二つある。まず、機械・構造物の形状と外部から加わる荷重が与えられたとき、各部材に作用する応力、軸力あるいはモーメントを求めること。次に、構造全体としてのたわみ、ひずみ、変位あるいは回転角を求めることである。授業では、構造の力学の種々の分野について、その基本的な考え方を中心に説明する。
- 担当教員氏名
- 生島 一樹
- 科目ナンバリング
- AJBMSE32005-J1 (公大) / BMMSE3A10-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (公大) / 3年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 1. 微積分・線形代数を構造解析に応用できる。 微積分、線形代数に関する基礎的知識を構造力学に応用することができることをレポートおよび期末試験によって評価する。 2. 複雑なトラス構造、ラーメン構造の問題設定ができるようになる。 トラス構造やラーメン構造の構造解析を行う方法、例えば、構造のモデル化、荷重条件、境界条件等が理解できているかどうかをレポートおよび期末試験によって評価する。 3. 問題設定した複雑な構造物の計算、分析ができる。 トラス構造やラーメン構造に関して、構造解析を行い、その結果を、提出されたレポートおよび期末試験によって評価する。 【対応する学習・教育目標】 (E) 海洋に関わる自然および人工システムに関する基礎知識を修得し、問題を分析してその本質を知る 解析力と、総合的に物事を考えて調和のとれた解を導くための統合化力を養う。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 与えられた演習問題を行い、指定された日までにレポートにまとめて提出する。次回の小テストに合格できるように授業の復習を行う。
- 成績評価方法
- (1) 到達目標に示した項目について、達成度の評価を行う。 (2) レポート(20%)、小テストまたは課題(20%)、期末試験(60%)により総合的に評価する。 (3) 60点以上を合格とする。
- 履修上の注意
- 材料力学の知識を前提とした授業のため、材料力学を履修していることが望ましい。
- 教科書
- 講義プリントを配布する。
- 参考文献
- 船舶海洋工学シリーズ⑥ 船体構造 構造編、藤久保昌彦他著、成山堂書店
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)船舶海洋材料力学1、船舶海洋材料力学2
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 構造物の弾性挙動 | 物理学AⅠ、物理学AⅡ、海洋システム工学基礎、材料力学Bの復習 |
第2回 | 外部仕事とひずみエネルギ | 材料力学の復習 |
第3回 | 相反定理 | 材料力学の復習 |
第4回 | カスティリアノの定理 | 相反定理の復習 |
第5回 | 応力法と変位法 | 第4回までの授業内容の復習 |
第6回 | 変位法による構造解析 | 応力法の復習 |
第7回 | エネルギー法によるラーメン構造の解析 | ひずみエネルギの復習 |
第8回 | 立体構造の解析 | 棒の変形に関する復習 |
第9回 | 複雑な構造の解析 | 梁理論に関する復習 |
第10回 | 有限要素法の基本 | エネルギー法の復習 |
第11回 | トラス構造の解析 | 第10回までの授業内容の復習 |
第12回 | ラーメン構造の解析 | 棒の変形と梁理論に関する復習 |
第13回 | 塑性理論の基本 | 弾塑性変形に関する復習 |
第14回 | 極限解析法 | 第13回の授業内容の復習 |
第15回 | 総合演習 | 第14回までの授業内容の復習 |
第16回 | 期末試験 | 第15回までの授業内容の復習 |
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Updated on 2025/8/2 6:22:27