2025年度/1AJD010001
【火3】建築構造力学3 <後期>
(公大) / 建築構造力学Ⅲ (市大)
建築構造骨組の構造解析で重要なエネルギー変分原理およびコンピュ-タ解析を前提とした変位法や応力法について解説する。さらに,骨組構造物の崩壊耐力の算定に必要な極限解析法について解説する。 構造設計の基本的な考え方も解説する。
- 担当教員氏名
- 金子 健作
- 科目ナンバリング
- AJDABE31010-J1 (公大) / TQSTR2301 (市大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (公大) / 3年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 各種解析理論を建築構造設計に展開させる応用能力を習得することを目標とする。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- 期末試験(40点),講義レポート(60点) 評価基準は履修規程により,総合評価60点以上を合格とする。 課題の提出方法については、その都度指示するので、それに従い受講を進めること。 到達目標の達成度について評価をおこなう。
- 履修上の注意
- 一級建築士,建築技術者志望の人には必要な範囲です。 エネルギー原理は難解に感じられるかもしれませんが,構造力学の奥深さに触れられる箇所です。積極的に受講してください。
- 教科書
- 中村恒善編著「建築構造力学図説・演習Ⅱ」丸善
- 参考文献
- 配布プリント
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | 変位法: トラス部材の剛性行列 | 事前:静定トラス構造の解き方を復習しておく。 |
第2回 | 同上: 座標変換とトラスの系剛性行列 | 事前:行列の計算法(二つ以上の行列のかけ算など)を復習しておく。 |
第3回 | 同上: 連立一次方程式の解法 | 事後:コンピュータープログラムを用いた行列計算(加算,乗算,逆行列計算など)を調べておく。 |
第4回 | 同上: 曲げを受ける部材の剛性行列 | 事前:建築構造力学2のたわみ角法について復習しておく。 |
第5回 | 同上: 直接剛性法 | |
第6回 | 仮想仕事の原理: 仮想変位の原理 | 事前:静定構造における曲げモーメントの求め方について復習しておく。 |
第7回 | 同上: 仮想仕事式 | 事後:静定構造における曲げモーメントの求め方について復習しておく。 |
第8回 | 同上: 単位仮想荷重法 | 事後:静定構造における曲げモーメントの求め方について復習しておく。 |
第9回 | 同上演習: 仮想仕事法に関する演習 | 事前:仮想仕事法の利用の仕方について理解しておく。 |
第10回 | エネルギー原理: 全ポテンシャルエネルギー停留の原理 | 事前:物理における仕事とは何かを理解しておく。 |
第11回 | 同上: 骨組における全ポテンシャルエネルギー停留の原理 | 事後:ポテンシャルエネルギーを用いた構造物の解法を用いて,具体的な骨組を解く。 |
第12回 | 極限解析と弾塑性解析: 完全弾塑性梁の荷重−変位曲線と塑性ヒンジ | 事前:建築構造力学2における塑性ヒンジについて復習しておく。 |
第13回 | 同上: 塑性崩壊と仮想仕事式 | 事前:たわみ角法における独立部材回転角の考え方を理解しておく。 |
第14回 | 同上: ラーメンの極限解析法 | 事後:複数の問題に対して,極限解析を用いて解く。 |
第15回 | まとめ | |
第16回 | 試験: 授業の理解度を判定するための試験 |
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Updated on 2025/7/5 6:24:49