2025年度/1AJD040001 (公大) / (市大)
【火3、火4】建築構造材料実験 <後期>
建築物の各種材料の応力,歪みなどの物理量(基礎物性)について,実践的に学ぶ。具体的には,コンクリートの各種材料試験,基本的な構造実験,金属材料の歪み測定実験,振動試験を実施する。並びに,多種多様な建築材料の製法、性能、用途などを解説し、それらの実構造物への利用の現状について、実例や実演を交えて広く講義する。
- 科目ナンバリング
- AJDABE26002-J3 (公大) / TQCNS1202 (市大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 混合
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / 2年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- セメント・骨材の物性や、これらから構成されるコンクリートの力学特性など座学で習得した知識を、実験を通して体験的に理解を深め、各規定に満足した材料物性を説明できることを目標とする。金属材料の歪み測定実験を通し、荷重、応力、歪みの関係を、並びに,振動試験により振動現象を説明できることを目的とする。また、各種建築材料の基本性能や製造過程などを把握し、それらの性能・特徴を踏まえた、建築(土木)構造物への利用の実態について広く説明できることを目標とする。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 実験前は、配布資料などを熟読し実験・実習の内容及び方法の把握に務める。実験後は、レポート作成を通して、(配布資料や参考資料なども用いて)実験内容の復習とともに実験結果の考察を行う。レポート作成時には、授業中に指示される作成要領に従い、テクニカルライティング技術を磨く。
- 成績評価方法
- 各種建築材料の力学的・化学的物性基礎知識に関する理解度、及び、テクニカルライティングについて、実験・実習・レポート課題から評価し、60 点以上で合格とする。実験・実習中における取り組み姿勢・態度も評価対象とする。なお、すべてのレポートを提出することが必要条件である。
- 履修上の注意
- 相互補完科目である「建築材料学」を併せて履修することが望ましい。 実験を行う際は汚れてもよい服装・靴を着用すること(スカート、サンダルは厳禁)。 「学生教育研究災害傷害保険」などへ加入すること。
- 教科書
- 必要に応じて資料を配付する。 参考書:建築材料実験用教材(日本建築学会)
- 参考文献
- 「新建築」「新建築 住宅特集」(いずれも新建築社)などの建築専門雑誌
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス:実験の位置づけについて、実験を行う上での注意 |
第2回 | 金属の歪み測定実験:材料の歪みと測定方法について、金属の伸び・曲げ剛性の測定 |
第3回 | 鉄鋼材料及び鉄筋の引張実験:鉄鋼の種類や製造、諸性質、鉄鋼製品の現状 |
第4回 | エンジニアリングウッド:集成材、CLT、LVL等の製造・特性・用途・建築例 |
第5回 | 土壁:土壁の特性、塗り方の極意、レベルの出し方などについて |
第6回 | 硝子:硝子の製法・強度と厚み、活かし方について |
第7回 | コンクリート圧縮実験①:調合計画、調合設計について |
第8回 | 塗料:塗料の種類、特性(自然素材・歴史・内外装用)、塗り方について |
第9回 | 瓦:瓦の種類、製造、施工方法について |
第10回 | 屋根材・外壁材:屋根材・外壁材の種類や役割、各種特性、施工事例について |
第11回 | コンクリート圧縮実験②:フレッシュコンクリート試験(スランプ、空気量、ほか)、コンクリート強度試験用供試体の作成 |
第12回 | コンクリート圧縮実験③:1 週圧縮強度試験 |
第13回 | 建築振動1:地震による構造物の振動 |
第14回 | 建築振動2:風による構造物の振動 |
第15回 | コンクリート圧縮実験④:4 週圧縮強度試験、リバウンドハンマーによる強度推定 |
第16回 | 耐震補強材:玄武岩繊維、炭素繊維、ガラス繊維などの特徴と耐震補強事例 |
Loading...
Updated on 2025/7/23 6:24:54