2025年度/1AJJ017001
【金1】無機化学 <後期>
(公大) / 無機化学IIA (府大)
無機化学は、周期表によって整理された多数の元素を対象とする学問分野である。無機化学序論の基礎の上に立ち、pブロック元素の電子配置、性質と化合物の主な特徴について説明する。dブロック元素については、各論的な説明というよりも、結晶場理論を用いて遷移元素の特徴、構造、性質を総括的に理解することを目指す。無機化合物のもつ多様さと複雑さのために、多くの事実の集積になりがちな無機化学の系統的な理解に努める。
- 科目ナンバリング
- AJJCHE23002-J1 (公大) / BCCHE2613-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 工学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 2年 (公大) / カリキュラムにより異なります。 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。学年指定なしの表記は、要覧等を確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- pブロック元素の電子配置、性質と化合物の主な特徴を理解できるようになる。dブロック元素に関して、結晶場理論を説明できるようになる。遷移元素の化合物の特徴、構造、蛍光体や磁性体としての性質を総括的に理解できるようになる。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 授業前に、授業予定の項目についての教科書を読み、予習すること。授業中は必ずノートをとり、講義内容を復習しておくこと。毎回行う小テストの復習をしておくこと。
- 成績評価方法
- 授業目標の達成度をはかることで成績評価を行う。合格となるためには,無機化学の基本問題(教科書の演習問題など)に答えられることが必要である。成績は,期末試験(80%), 小テスト(15%), レポート(5%)で評価する。
- 履修上の注意
- (関連科目) 無機化学序論、無機材料化学
- 教科書
- レイナーキャナム 無機化学(東京化学同人 2009)
- 参考文献
- ・基本無機化学、荻野博、飛田博実、岡崎雅明 著(東京化学同人 第3版 2016) ・シュライバー・アトキンス 無機化学(上)(下)(東京化学同人 第6版 2016) ・無機化学 ―その現代的アプローチ―、平尾一之、田中勝久、中平敦 著(東京化学同人 第2版 2013) ・リー 無機化学 浜口博・菅野等訳(東京化学同人)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | ガイダンス、無機化学序論の復習 | 無機化学序論の復習 |
第2回 | 13族元素 | 教科書 p.186~p.200 |
第3回 | 14族元素 | 教科書 p.203~p.204, p.211~p.217, p.226~p.231 |
第4回 | 炭素の同素体と炭化物 | 教科書 p.204~p.211 |
第5回 | ケイ素とケイ酸塩 | 教科書 p.217~p.226 |
第6回 | 総合演習1 | 第2回~第5回の講義内容の復習 |
第7回 | 15族元素 | 教科書 p.235~p.245 |
第8回 | 窒素酸化物 | 教科書 p.245~p.251 |
第9回 | リン化合物 | 教科書 p.251~p.260 |
第10回 | 16族元素 | 教科書 p.265~p.288 |
第11回 | 17族元素 | 教科書 p.292~p.316 |
第12回 | 総合演習2 | 第7回~第11回の講義内容の復習 |
第13回 | dブロック元素 | 教科書 p.318~p.325, p.337~p.338 |
第14回 | 結晶場理論 | 教科書 p.325~p.330, p.362 |
第15回 | 錯体の色・総合演習3 | 教科書 p.330~p.334、第13回~第14回の講義内容の復習 |
第16回 | 試験 |
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Updated on 2025/9/2 6:38:27