2025年度/1AMB120001 (公大)
【集中講義】作業療法臨床実習4 <前期>
・臨床実習指導者の指導・監督の下に、様々な対象者に対する一連の作業療法業務を体験し、作業療法実践のための基礎的能力を養う。また、リハビリテーション関連職種の機能を理解し、協業する能力を習得する。
・実習時期:4年次 5~6 月頃、7~8 月頃(2 期、各7 週間)
・実習の構成と流れ (1)オリエンテーション:実習に先立って、本手引きに基づきオリエンテーションを実施する。 (2)臨床現場での実習:学生は身体障害分野、精神障害分野、発達障害分野・老年期障害分野等の実習施設の内、2 施設において、臨床実習指導者の指導の下、各7 週間の実習を行う。 (3)セミナー:各実習の終了後、セミナーを実施する。- 科目ナンバリング
- AMBREH36004-J4 (公大)
- 授業管轄部署
- 医学部リハビリテーション学科
- 開講キャンパス
- 羽曳野
- 開講区分
- 集中講義
- 配当年次
- 4年 (公大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 14単位 (公大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- ・問題解決行動を習得する ・社会人としての行動を知り、実践できる ・医療人としての行動を知り、実践できる ・実習施設の概要と作業療法の役割を知ることができる ・作業療法場面を見学し、評価・治療の一部を経験する ・作業療法評価を行うことができる ・作業療法計画を立案することができる ・プログラムを実施することができる ・プログラムの効果を判定することができる ・適切な記録・報告を行うことができる ・作業療法部門の管理・運営業務を経験する
- 授業内容
1.実習前
1)オリエンテーションへの出席 2)関連書類や「事前学習レポート」の作成・提出 3)臨床実習指導者会議への出席 4)実習直前の挨拶と確認
2.実習中行動目標1:社会人としての行動を知り、実践する 1)時間や約束を守る 2)身だしなみを適切に保つ(実習施設への通学途中も含む) 3)臨床実習指導者や他の職員に対し適切な人間関係を保つ 4)状況に応じた適切な行動をとる
行動目標2:医療人としての行動を知り、実践する 1)守秘義務を果たす 2)安全面や衛生管理に留意した行動をとる 3)対象者や家族に対し礼儀正しく適切な行動・態度をとる 4)対象者や家族などに接する時は、必要な説明を行い、同意を得てから行動する 5)他部門の機能を理解し、必要に応じて連携する 行動目標3:実習施設の概要と作業療法の役割を知る 1)実習施設の概要と役割を知る 2)臨床実習施設での作業療法の役割を知る 3)関連職種の役割を知る 4)実習施設の概要や作業療法の役割について知り得たこと・観察したことを行動記録の「事実」欄に記載する 行動目標4:作業療法場面を見学し、評価・治療の一部を経験する 疾患や障害の特徴に応じた評価・治療の進め方について臨床実習指導者から説明を受け、内容を理解し、その一部を実施する。 ≪見学時≫ 1)対象者の印象、身体的特徴、動作、活動(会話も含む)などを観察する 2)作業療法士の言葉かけや関わり方などを観察する ≪検査測定、観察、面接、治療実施時≫ 3)臨床実習指導者の指示に従い、臨床実習指導者の監督・指導の下、安全面に配慮して評価、治療の一部を実施する ≪記録・報告≫ 4)観察・体験した事実と考察を「行動記録」に記載する *観察した事実(自分が観たこと、聴いたこと)と、自分の感じたことを区別して書くこと *関係職員・他部門に対しても、必要に応じ適切に口頭・書面で報告する 行動目標5:作業療法評価を行う 1)「探索的評価」から開始する (1)探索的評価計画を立案する (2)日々の具体的な評価計画を立てる (3)探索的評価を実施する (4)評価結果を整理し考察する *必要に応じて、「探索的評価シート」を用いて適宜情報を整理する 2)着眼点を決定する (1)探索的評価で得た情報の中から、リハビリテーションゴールに沿って着眼点を見いだす (2)臨床実習指導者に着眼点および着眼の理由を、「臨床における推論、推理、思考の道筋(p16参照)を用いて、口頭で説明する (3)臨床実習指導者の意見を参考にして、着眼点を吟味・決定する 3)「分析的評価」を行う (1)分析的評価計画を立案する (2)日々の具体的な評価計画を立てる (3)分析的評価を実施する (4)評価結果を整理し考察する 4)評価結果を統合・解釈する (1)全体像の把握 (2)介入すべき生活機能と障害(問題点)の抽出 *全体像と介入すべき生活機能と障害(問題点)は、「評価結果の統合・解釈と作業療法計画No.1」に記載する 行動目標6:作業療法計画を立案する 1)長期目標と短期目標を設定する 2)プログラムを設定する 行動目標7:プログラムを実施する 1)準備を行う 2)プログラムについて説明し、了承を得る 3)計画に沿ってプログラムを実施する 4)対象者の反応から実施内容の適否を判断し、状況変化に応じて実施内容を変更する 5)プログラムの実施状況(結果)を報告・記録する 行動目標8:プログラムの効果を判定する 1)効果判定を実施する 2)判定結果を検討する 行動目標9:適切な記録・報告を行う 1)記録・報告を行う 2)原則として臨床実習施設の症例報告会で担当した対象者について報告を行う 3)以下の記録物を作成する 4)守秘義務を果たす(再掲) 行動目標10:作業療法部門の管理・運営業務を経験する 1)管理業務の概要を理解する 2)作業療法部門の道具・材料などの管理業務の一部を担う 3)運営業務を理解する 3.実習後実習セミナー
1)提出物を提出する 2)セミナーの内容 (1)ケースレジュメを用いて症例報告を行う (2)実習施設の概要や実習を通じて自分が感じたこと・考えたことを発表する 3)セミナーの運営 4)「振り返りシート」の記入および提出 5)セミナー終了後に、施設窓口教員へ臨床実習4の報告および実習施設および臨床実習指導者に1週間以内にお礼状を送付する- 事前・事後学習の内容
- 実習に先立ち ・実習先に提出する書類の作成 ・事前学習レポートの作成
- 成績評価方法
- 実習の1期目と2期目ともに、実習施設の臨床実習指導者による臨床実習評定表を80%、大学での実習セミナーでの評定を20%とし、合計100%中60%以上の点数であれば合格とする。 臨床実習評定の評定項目は以下の通り(詳細は、臨床実習4の手引きを参照のこと)。 1.社会人としての行動を知り、実践する 2.医療人としての行動を知り、実践する 3.実習施設の概要と作業療法の特徴を知る 4.作業療法場面を見学し、評価・治療の一部を経験する 5.作業療法評価を行う 6.作業療法計画を立案する 9.適切な記録・報告を行う 10.作業療法部門の管理運営業務を経験する 実習セミナーでの評定項目は以下の通り(詳細は、臨床実習4の手引きを参照のこと)。 1.セミナーへの出席と提出物の提出 2.セミナーに参加する態度 3.レジュメと口頭発表のわかりやすさ 4.評価からプログラム立案に至るまでの論旨の一貫性 5.質問に対する適切な対応
- 履修上の注意
- 作業療法臨床実習4の履修には、以下の先修条件を満たしていること。 3年次までに開講されている必修専門基礎科目及び必修専門科目の単位をすべて修得していること。 実習に先立ち オリエンテーションおよび臨床実習指導者会議を実施しますので、必ず出席してください。 臨床実習4の評定を受けるには、各実習期の5分の4以上の出席が必要です。
- 教科書
- 作業療法臨床実習4手引き
- 参考文献
- これまでに受講した専門科目、専門基礎科目で使用した教科書
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
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Updated on 2025/7/18 6:45:37