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2025年度/1BAA097001 (公大)

【金3】環境社会学特論 <前期>

授業は3つの部分に大別できる。まず、環境社会学の基本的枠組みと重要な理論的アプローチを概観する。次に、より具体的トピックとして、ミクロな生活者の視点からの環境問題、マクロな国・地球レベルでの環境問題、について取り上げる。その際、最初に概観した理論的枠組みを参照しながら、トピックごとに重要となる具体的事例と理論的展開を詳しく検討する。その上で、両者をつなぐものとして、知識が持つ権力性に着目し、フーコーやラトゥールなど現代の人と自然をめぐる理論を含めた検討を行う。

担当教員氏名
藤田 渡
科目ナンバリング
BAASOC67030-J1 (公大)
授業管轄部署
現代システム科学研究科
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
科目分類
人間科学分野専門科目
配当年次
1年 (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
人間社会と環境との関わり合いのなかで、いわゆる「環境問題」が生起し、それに対する何らかの解決策が採られる。そうしたプロセスを社会学的に分析・理解する上で必要な理論や先行研究の検討を通じ、自らの研究関心に引きつけて具体的な研究テーマと方法の選定が可能な能力を養うことを授業の目標とする。授業時での履修者の報告や議論の中身からそうした目標の達成度を判定する。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回イントロダクション 「環境」と「社会」とはなにか特になし
第2回環境問題と環境社会学 環境社会学の基本的視座授業内容の復習
第3回人は環境をどう使い/破壊し/守ってきたのか 環境史をたどる 環境問題をどうフレーミングするか① 環境をめぐる社会的公正授業で指示した文献の熟読
第4回環境問題をどうフレーミングするか② ポリティカル・エコロジー論授業で指示した文献の熟読
第5回環境問題をどうフレーミングするか③ 科学社会学と環境社会学授業で指示した文献の熟読
第6回ミクロな視点から① 生活環境主義の理論と実践授業で指示した文献の熟読
第7回ミクロな視点から② コモンズ論と社会的ジレンマ授業で指示した文献の熟読
第8回ミクロな視点から③ 自然環境保護と地元住民の生活授業で指示した文献の熟読
第9回ミクロな視点から④ 原子力・公害・化学物質による汚染:受苦圏・受益権の議論授業で指示した文献の熟読
第10回マクロな視点から① グローバル化と自然環境破壊:木材とプランテーション授業で指示した文献の熟読
第11回マクロな視点から② 自然保護のための国際的レジーム授業で指示した文献の熟読
第12回マクロな視点から③ 国際環境NGOの展開授業で指示した文献の熟読
第13回マクロな視点から④ 市場メカニズムによる環境保護:京都議定書・CDM・REDD+授業で指示した文献の熟読
第14回ミクロとマクロをつなぐもの 科学技術と知識の権力による環境=社会の統治授業で指示した文献の熟読
第15回まとめ 問題の発見と解決のためにレポート作成
授業内容
定期試験は実施しない
事前・事後学習の内容
授業で取り扱うトピックごとに、関連する課題文献を読み、批判的に検討し、自分の研究課題設定に役立てる。
成績評価方法
授業への参加態度(3割)、および、学期末のレポート(7割)で評価する。学期末のレポートは、到達目標に示した事項を判定するような内容となる。環境問題を社会学的に分析・理解する上で必要な理論や先行研究の検討を通じ、自らの研究関心に引きつけて具体的な研究テーマと方法の選定が可能な能力があると判定されれば60点(単位取得)以上となる。
履修上の注意
特になし。
教科書
環境社会学会/編『環境社会学研究』記載の論文を配布する。

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参考文献
課題文献はその都度、指示する。
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/6/24 6:38:46

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