大阪公立大学 授業カタログのロゴ

Project TryAngleは学生スタッフによる大学公認のシステム開発チームです。 利用者の観点からより便利になるよう、学生自身の手で新システムの開発などを行っています。

ios_share

2025年度/1BAA175001 (公大)

【木2】グループ・アプローチ特論 <後期>

臨床心理学の技法に、グループへのアプローチ法がある。本講義では、まず様々なグループアプローチを概観し、その歴史的背景や内容の理解を深める。さらに、個人が他者や集団と関わり、その中で心理的・身体的な作用を受け取り、また投げかける、その影響の交互作用に焦点当てたワークやグループアプローチの実習を内容に含んでいる。具体的には、二者関係、三者関係、集団における関係の中での、意識的作用、身体的作用、イメージ表現的作用などに着目した実習を行う。実習を通して、グループ力動やイメージの特性について体験的理解を深める。特に、自分自身の表現過程について向き合い、新たな発見をしたり、他者の表現からの影響を受けたり、グループでの交互の作用を経た表現に直面することで、人の力や不思議さ、イメージの発展可能性などを味わうこと、さらにそれらが一対一で行う心理臨床に生かされるような体験となることを目標のかなたに考えている。

担当教員氏名
高橋 幸治
科目ナンバリング
BAASPE69018-J1 (公大)
授業管轄部署
現代システム科学研究科
授業形態
講義
開講キャンパス
中百舌鳥
開講区分
週間授業
科目分類
臨床心理学分野専門科目
配当年次
1年 (公大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
1. 他者との様々な交互作用を自覚し、自身を表現することができる。 2. グループ力動について、体験にもとづく理解、および考察をすることができる。 3. イメージの特性について、体験にもとづく理解、および考察をすることができる。 4. イメージを用いたグループアプローチの創造性、発展性、危険性について、主観と客観を交えて考察することができる。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回ガイダンス、授業の紹介授業の目的、内容の理解。
第2回グループアプローチの歴史、概観グループ技法の歴史、各種技法の理解。
第3回二者関係でのイメージによるやりとり他者と自分の交互作用を振り返る。
第4回三者関係でのイメージによるやりとり二者関係との違いを振り返る。
第5回グループごろごろ集団によるイメージ相互交流を振り返る。
第6回グループプレイセラピー身体運動を介したグループ交流を振り返る。
第7回グループ箱庭①集団によるイメージ相互交流について考察。
第8回グループ箱庭②集団によるイメージ相互交流について考察。
第9回グループ箱庭③イメージ表現や砂の作用について考える。
第10回前半部のまとめ、後半部についての話し合い
第11回ファンタジーグループ体験または、ロールプレインググループアプローチ①グループアプローチで扱う素材の特性を理解し、表現と相互交流への影響を考える。
第12回ファンタジーグループ体験または、ロールプレインググループアプローチ②グループアプローチで扱う素材の特性を理解し、表現と相互交流への影響を考える。
第13回ファンタジーグループ体験または、ロールプレインググループアプローチ③グループアプローチで扱う素材の特性を理解し、表現と相互交流への影響を考える。
第14回ファンタジーグループ体験または、ロールプレインググループアプローチ④グループアプローチで扱う素材の特性を理解し、表現と相互交流への影響を考える。
第15回ファンタジーグループ体験または、ロールプレインググループアプローチ⑤他者や集団との交流から、自身の特徴、集団の特徴、実現したことについて考察する。
事前・事後学習の内容
実習で体験したことで、疑問や考えが浮かんだり、連想することが出てきたら、それを大切にし、次の授業時間で発言や質問として話題に出すようにする。その後、時間をかけて振り返り、自身や他者、グループに生じたことについて主観と客観を交えた考察を行う。
成績評価方法
授業目標(達成目標)の1~4の達成度をグループワークの中で評価する。単位取得のためには、 1. 他者との様々な交互作用を自覚し、自身を表現することができる。 2. グループ力動について、体験にもとづく理解、および考察をすることができる。 3. イメージの特性について、体験にもとづく理解、および考察をすることができる。 4. イメージを用いたグループアプローチの創造性、発展性、危険性について、主観と客観を交えて考察することができる、を達成している必要がある。
履修上の注意
(備考)臨床心理学分野以外の者は受講不可
教科書
なし

Loading...

参考文献
・岡田康伸・河合俊雄・桑原知子編『心理臨床における個と集団』創元社 ・樋口和彦・岡田康伸『ファンタジーグループ入門』創元社 ・樋口和彦・岡田康伸『イメージによるグループワークの実際』至文堂
オフィスアワー
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
教員への連絡方法(メールアドレス等)
- 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -

Updated on 2025/6/25 6:34:11

ページ上部へ戻る