2025年度/1BEAB17000 (公大)
【火5】技術論研究 <前期>
技術論という学問は、諸産業の生産技術に着目し当該産業の競争優位、技術力、技術的課題・問題点等を明らかにしていくことを主な内容としている。天然資源の乏しい日本は技術立国として国際社会における地位を築いている。グローバル競争が激化している今日においても、如何に技術立国として社会を展望するかということが将来的にも課題である。そこで、この授業では、資本主義成立以降の生産力の歴史に着目し、世界と日本の生産技術の変遷について学んでいく。
- 担当教員氏名
- 田口 直樹
- 科目ナンバリング
- BEACOM53009-J1 (公大)
- 授業管轄部署
- 経営学研究科
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 科目分類
- 分野専門科目
- 配当年次
- 1年 (公大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (公大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 学生が、技術史・技術論という技術に着目した分析視角から経済・経営・社会を見ることで技術と社会の相互規定関係の各国の特質を理解し、説明することができる。
- 各授業回の説明
- 成績評価方法
- (1)到達目標の達成度を評価する。 (2)課題レポート(100%)。 (3)合格の基準は、既存研究をサーベイした上で自己の見解が示せていること。
- 履修上の注意
- 技術と社会の相互規定性を意識しながら文献を読むこと。
- 教科書
- D.H.ハウンシェル『アメリカンシステムから大量生産へ』名古屋大学出版会、1998年。
- 参考文献
- ・森杲『アメリカ職人の仕事史』中公新書、1996年。 ・その他、適宜講義中に紹介する。
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 | 事前・事後の学習内容 |
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第1回 | ガイダンス | 技術論という学問を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第2回 | 産業革命と作業機の革命 | イギリス産業革命と資本主義成立に果たした技術の役割を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第3回 | 産業革命と動力革命 | イギリス産業革命と資本主義成立に果たした技術の役割を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第4回 | 産業革命と工作機械技術の発展 | イギリス産業革命と資本主義成立に果たした技術の役割を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第5回 | 産業革命のまとめ | イギリス産業革命と資本主義成立に果たした技術の役割を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第6回 | アメリカンシステムと互換性システム | 大量生産システム確立の技術的前提である互換性システムを理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第7回 | アメリカンシステムの諸産業への普及 | 大量生産システム確立の技術的前提である互換性システムを理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第8回 | アメリカンシステムから大量生産へ | 大量生産システム確立の技術的前提である互換性システムを理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第9回 | マスプロダクションとフォードシステム | 互換性原理と経済性原理の統一とその限界にを理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第10回 | マスプロダクションの限界 | 互換性原理と経済性原理の統一とその限界を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第11回 | リーンプロダクションシステム | 生産システムのジレンマとその克服そして限界性を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第12回 | リーンプロダクションシステムの条件 | 生産システムのジレンマとその克服そして限界性を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第13回 | IT化と分散統合型生産システム | グローバル資本主義の条件としてモジュール生産を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第14回 | 分散統合型生産システムと標準化 | グローバル資本主義の条件としてモジュール生産を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
第15回 | 第四次産業革命とAI・I o T | 21世紀資本主義の技術的可能性を理解するために指定する文献の予習と復習を行う。 |
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Updated on 2025/7/22 6:25:44