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2025年度/1FCB407010 (公大) / (市大)

【月1】弁護実務基礎論(ロイヤリングを中心に) (甲) <後期>

本講義では、弁護士の様々な活動の中から、依頼者との法律相談・面談、案件の受任、事実関係・法令についての打合せや調査・検討、交渉や訴訟、ADR等を経て、最終的な交渉ないし紛争解決、依頼者との関係の終了に至るまでの弁護士が行なう一般的な活動を取り上げ、事例検討やロールプレイ等を用いて学習する。

担当教員氏名
山本 健司
科目ナンバリング
FCALAW82007-J1 (公大) / JAPRA9907 (市大)
授業管轄部署
ロースクール
授業形態
演習
開講キャンパス
杉本
開講区分
週間授業
配当年次
3年 (公大) / 3年 (市大)

注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。

単位数
2単位 (公大) / 2単位 (市大)

注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。

到達目標
法曹の中で、弁護士は、市民や企業等と直接に接し、その代理人として法的紛争を解決する重要な役割を担っている。また、調停委員などの公正・中立の立場から、各種紛争解決に務めている。あるいは、企業内弁護士として企業の法務スタッフの一員となって活動している。国・公共団体等、企業以外の組織に属する場合も増えている。 よって、本講義の到達目標は、上記授業概要に記載したような事例検討やロールプレイ等を用いた学習によって弁護士の活動を知り、これを理解することにより、実務法曹への自分なりの目標を持つこととする。
各授業回の説明
授業授業内容事前・事後の学習内容
第1回弁護士の職務と役割について 資料・アンケートに基づいてディスカッションをしながら、弁護士の行なう職務とその果たすべき役割について検討する。(事前)「弁護実務」についてのアンケートに答える
第2回法律相談について    ① 法律相談の弁護士活動における意義、面談の方法等について検討したうえ、法律相談のロールプレイを行なう。(事後)ロールプレイ・チェックリストによるチェック
第3回法律相談について    ② 法律相談のロールプレイを行ない、それを踏まえて、面談の方法についてディスカッションを行なう。(事後)ロールプレイ・チェックリストによるチェック
第4回交渉の理論と技術について    ① 交渉学の理論・交渉の実務等について検討する。
第5回交渉の理論と技術について    ② 具体的事例を素材として、ロールプレイを行ない、それを踏まえて、交渉の基礎的理論とスキルについて検討する。(事前)本人役と代理人役との間で示談方針等協議 (事後)ロールプレイ・チェックリストによるチェック
第6回証拠の収集について 「『集める』ことが大切な時代から、『検索し』『取り出す』ことに意味がある時代へ」とされる中、弁護士業務を遂行するに必要な情報・証拠資料の収集方法について検討する。
第7回法廷における尋問技術について    ① 訴訟において、証人・本人の尋問を行なう際の基本的な技術について検討する
第8回法廷における尋問技術について    ② 尋問のロールプレイを行ない、それを踏まえて、尋問の技術についてディスカッションを行なう。(事前)証人・本人役と代理人役との間で証人テスト、代理人役間の反対尋問事項検討 (事後)ロールプレイ・チェックリストによるチェック
第9回紛争解決と調停・ADRについて 様々な紛争解決手段を概観し、各紛争解決手段選択のメルクマールを検討したうえ、弁護士としての関わり方等について検討する。(事前)選択すべき手続の検討
第10回企業法務の実務について 臨床法務・予防法務・戦略法務の見地から企業法務、企業内弁護士の実態を概観し、これらにおける弁護士の役割等を検討する。
第11回家事事件の実務について    ① 「離婚」の事例を素材として、夫・妻それぞれの立場からの要望を法的に分析し、それを実現させるための手続について検討する。(事前)事例検討 (事後)復習用手控によって実務上のポイント確認
第12回家事事件の実務について    ② 「相続」の事例を素材として、相続に関する実務上の留意点について検討する。(事前)事例検討 (事後)復習用手控によって実務上のポイント確認
第13回実際の弁護士の仕事と活動    ① 実社会で活動している様々な弁護士の体験談を聞き、ディスカッションを行なう。
第14回実際の弁護士の仕事と活動    ② 実社会で活動している様々な弁護士の体験談を聞き、ディスカッションを行なう。
第15回事件受任の際の注意点について 最近の懲戒事例を概観する等し、弁護士倫を中心に、事件受任の際、弁護士が留意すべき点について検討する。
成績評価方法
(1)到達目標の達成度について評価を行う (2)評価方法とその割合
ア 絶対評価
イ 期末レポートの提出によることを基本とするが、その他、授業における発言内容、ロールプレイへの取り組み状況、その講評ディスカッション・チェックリストでの発言・記載内容等における理解度、熟達度をもっぱら加点事由としてのみ評価する。
(3)合格(単位修得)のための最低基準
具体的な事案において、考えうる請求権の要件充足性、立証の難易を判断したうえで、受任の可否、各紛争解決手段の選択について、おおむね説明することができる。
弁護実務についての自身の考えを問われたことに対して、一般論ではなく自身の考えとして、本授業で学んだことに言及、引用しつつ、おおむね説明することができる。
履修上の注意
民事弁護実務と理論の架橋科目の中心的科目であり、司法試験合格後の司法修習の実をあげ、実務家としてスムーズなスタートを切るために必須の科目であるので、積極的に履修することを期待する。
教科書
(教材) 教員が作成した事例資料等を用いる。

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参考文献
(参考書) ①   榎本修弁護士著「ローヤリングの考え方」(2022年、名古屋大学出版会) ② 司法研修所編「8訂    民事弁護の手引(増補版)」(2019 年、日本弁護士連合会) ③    同上「7訂    民事弁護における立証活動(増補版)」(2019 年、日本弁護士連合会) ④    菅原郁夫・下山晴彦編「実践    法律相談」(2007年、東京大学出版会) ⑤    日弁連弁護士業務改革委員会編「企業内弁護士」(2009 年、商事法務) ⑥ 新版 ハーバード流交渉術(1983年、株式会社ティービーエスブリタニカ)
オフィスアワー
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Updated on 2025/8/7 6:20:30

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