2025年度/2B10303001
【金3】国際経営 <前期>
本科目は、国境を越えた企業の活動にかんする基礎知識について学習する。グローバル化が進んだ今日では、多くの企業が海外においてなんらかの活動をおこなっている。企業の活動が国内で完結する場合と異なり、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源が国境を越える場合は、各国の文化や気候、物理的な距離、政治や経済といった様々な状況に大きく影響を受けるため、想定外の困難に直面することがある。それなのになぜ企業は海外に進出するのでしょうか。また、海外に存在する活動拠点をどのように管理しているのでしょうか。本科目ではこのような問題について、国際経営の基礎理論を用いて解説する。おもに、日本企業に焦点を当てながら解説するが、時事問題や海外企業の事例も多数紹介し、国や地域の差異にも着目しながら、今後の国際経営の在り方について議論する。受講生の皆さんに国際的な視点から物事を考える面白さや難しさを実感してもらいたい。 授業は講義形式でおこなうが、講師の説明を一方的に聞くというインプット型の授業だけではなく、受講生の皆さんの意見を伺いながら授業を進めていきたい。そのため、下記の授業計画はあくまでも暫定的なものであり、授業内容や順番については変更の可能性がある。
- 担当教員氏名
- 趙 怡純
- 科目ナンバリング
- AMMAN3317-J1 (府大) / (府大)
- 授業管轄部署
- 現代システム科学域
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- 中百舌鳥
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (府大) / 3年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 2単位 (府大) / 2単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 本科目では、国際経営にかんする理論や概念を理解し、現代企業の問題や今後の展望について考察するための視点を修得することを目的とする。具体的には以下の能力を身につけることを達成目標とする。 1.国際経営の理論や概念を説明できること。 2.日本企業の国際展開や国際事業活動の特徴について説明できること。 3.現代企業の国際事業活動にかんする問題について考察できるようになること。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- ・参考書の該当箇所を読むこと。 ・配布した資料や紹介した参考文献をもとに復習すること。 ・日ごろから新聞やニュースを確認し、自ら考える習慣をつけること。
- 成績評価方法
- 授業目標(達成目標)の1~3の達成度で成績の評価をおこなう。単位を取得するためには、下記の3つの基準を満たす必要がある。 1.授業で取り上げた国際経営の理論や概念について6割以上説明できる。 2.日本企業の国際展開や国際事業活動の特徴について6割以上説明できる。 3.現代企業の国際事業活動にかんする問題や課題を1つ以上提示したうえで、その原因や解決策など自らの考えを論じている。 また、成績を評価する方法として、(1)期末テスト(2)小レポート(3)コミュニケーションカードを用いて総合的に判断する。成績評価に占める割合は、期末テストが60%、小レポートが25%、毎回の授業課題(コミュニケーションカード)が15%である。
- 履修上の注意
- この講義の実施形態は、基本的に大学の指示に従って行う。すべて対面形式で実施する予定であるが、諸事情により一部オンライン形式(非同期型:資料・動画の配信)で実施する場合もある。オンライン形式で実施する場合は必ず事前に周知する。詳細は第1回目の講義の際に案内する。
- 教科書
- なし (資料を配布する)
- 参考文献
- ・大木清弘『コア・テキスト 国際経営』(新世社) ・浅川和宏『グローバル経営入門』(日本経済新聞出版社) ・中川功一、林正、多田和美、大木清弘『はじめての国際経営』(有斐閣ストゥディア)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 全体のイントロダクション:講義概要の説明 |
第2回 | 国際経営の基礎知識(1):国際化の要因とプロセス |
第3回 | 国際経営の基礎知識(2):海外進出形態 |
第4回 | 海外直接投資の理論:伝統的な理論とその系譜 |
第5回 | 本社と海外拠点の関係性(1)組織デザイン |
第6回 | 本社と海外拠点の関係性(2)グローバル統合と現地適応 |
第7回 | 本社と海外拠点の関係性(3)知識移転と拠点間の協働・競争関係 |
第8回 | 国際経営戦略(1)国際競争戦略の展開 |
第9回 | 国際経営戦略(2)海外子会社の経営戦略 |
第10回 | 国際経営戦略(3)グローバルイノベーション |
第11回 | 国際経営戦略(4)国際マーケティングと戦略的提携 |
第12回 | 国際人的資源管理(1)多様な人材のマネジメント |
第13回 | 国際人的資源管理(2)人の現地化の問題とその背景 |
第14回 | 国際人的資源管理(3)海外派遣者のマネジメント |
第15回 | 総括:脱グローバル化の動向と国際経営の新たな課題 |
Loading...
Updated on 2025/6/28 6:40:52