2025年度/2B30022001 (府大)
【木1】食品衛生学A <前期>
食の安全を確保すための手法について学修する。本科目では、食品衛生の考え方、食の安全を担保するために整備された国際ルールや国内の法令について説明する。また、食品が有害化することのメカニズムを説明した上で、ヒトに危害をあたえる食品由来の危害因子をリストアップし、その性状を理解する。
- 担当教員氏名
- 三宅 眞実
- 科目ナンバリング
- CVANS3404-J1 (府大)
- 授業管轄部署
- 獣医学部
- 授業形態
- 講義
- 開講キャンパス
- りんくう
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (府大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 1単位 (府大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 食の安全を確保するために、ヒトに危害をあたえる食品由来の危害因子について理解し、それら危害因子を管理するために必要となる基本知識、法規制の習得を授業目標とする。 具体的には以下の能力を習得を達成目標とする; 1.食の安全と安心の違い、安全と危険の閾値、安全基準の考え方を説明できる 2.食品衛生の歴史と変遷について説明できる 3.食品中の有害物質をリストアップし、その混入・発生原因について説明できる 4.マイコトキシンについて説明できる 5.農薬、食品の放射線汚染について説明できる 6.食中毒について説明できる 7.HACCP、ISO22000というシステムについて説明できる 8.食品の変質・腐敗、異物混入、食品添加物について説明できる 9.食品の表示、器具・包装について法令に従って説明できる
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- 講義前に教科書に目を通し、疑問点を予め自主学習すること。また講講義終了後には、できるだけ早い時期に講義スライドの見直し・復習を行うことを強く勧めます。また、新聞・ニュースなどにつ目に目を通し、食の安全に関する時事に触れ、学修した知識をその理解へ還元すること、わからない点があれば授業中に質問することも重要です。
- 成績評価方法
- 講義への取り組み姿勢(10%)と期末試験結果から総合的に判断し100点満点で成績評価を行います。評価Cを得るためには、上記授業計画第1回から第8回までの70%以上の講義に出席し、、授業中で強調した重要ポイント(到達目標に一致)に関する設問の60%以上を正答する必要があります。 なお、食品衛生学に関連する語句の定義や使用方法について記憶することは必須ですが、それだけでは評価Cを得ることはできません。食品衛生学とは何か、その背景にある概念を理解して、その考え方に基づいて食の安全の諸問題を解決に導く力を有することが、評価C以上を得るための必須事項となります。
- 履修上の注意
- 出席は講義開始時と開始後約 40 分の2回確認します。1回目に確認できないときは遅刻、2回目 にも確認できないときは欠席となります。遅刻3回は欠席1回として扱います。尚、定期試験の受 験には講義の 70%以上の出席が必要です(講義が 8 回の時、3 回欠席すると受験資格を失います)。
- 教科書
- 獣医公衆衛生学(獣医公衆衛生教育研修審議会編・文永堂出版)
- 参考文献
- 獣医公衆衛生学(第3版) 高島郁夫、熊谷進、編、文永堂出版
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- その他
- (関連科目)食品衛生学B、獣医公衆衛生学、獣医細菌学、獣医ウイルス学、獣医寄生虫学、食品衛生検査学実習
授業 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 食品衛生学総論/食品衛生史 |
第2回 | 食品衛生行政/食品中の有害物質 |
第3回 | 有害物質による食品汚染(農薬、放射線汚染など) |
第4回 | 食品媒介感染症/食中毒総論/薬剤耐性菌問題 |
第5回 | 食のリスクアナリシス |
第6回 | 変質・腐敗とその防止/異物/食品添加物/残留物質 |
第7回 | 容器・包装/表示 |
第8回 | 食品衛生検査概論 |
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Updated on 2025/7/4 6:47:42