2025年度/3S04172000 (市大)
【水3、水4、水5、木3、木4、木5】化学実験Ⅲ <後期>
実験を通じて、有機化合物の合成法、分離精製法、機器分析法、文献検索に関する一連の研究方法を学ぶ。 講義で学んだ有機化学を実際の実験操作を通じて体得し理解を深める。
- 担当教員氏名
- 臼杵 克之助、麻田 俊雄、板崎 真澄、植田 光洋、大橋 理人、神川 憲、亀尾 肇、小嵜 正敏、小島 秀夫、酒巻 大輔、迫田 憲治、佐藤 和信、佐藤 哲也、澤井 仁美、塩見 大輔、品田 哲郎、篠田 哲史、舘 祥光、坪井 泰之、津留崎 陽大、豊田 和男、中嶋 琢也、中島 洋、西岡 孝訓、西川 慶祐、西村 貴洋、福山 高英、藤原 亮正、藤原 秀紀、細川 千絵、牧野 泰士、増井 恭子、三枝 栄子、道上 健一、満田 祐樹、三宅 弘之、宮原 郁子、武藤 克也、森内 敏之、森本 善樹、保野 陽子、八ツ橋 知幸、柚山 健一、吉村 彩、RIVERA ROCABADO DAVID SAMUEL
- 科目ナンバリング
- SDAEX6301 (市大)
- 授業管轄部署
- 理学部
- 授業形態
- 実験
- 開講キャンパス
- 杉本
- 開講区分
- 週間授業
- 配当年次
- 3年 (市大)
注意: 配当年次は学部・学科によって異なる場合があるので、UNIPAで確認してください。
- 単位数
- 3単位 (市大)
注意: 実際の単位数は学部・学科によって異なる場合があるので、必ずUNIPAで確認してください。
- 到達目標
- 有機化学実験に必要な、1)綿密な予習を通して計画的に実験を進める能力、2)実験中に生じた課題や問題等について自ら考え判断し解決する能力、3)実験結果について適切な考察を行いレポートにまとめる能力、4)必要な情報を収集する検索能力、5)安全に化学実験を行う能力を修得する。
- 各授業回の説明
- 事前・事後学習の内容
- テキストならびに予習用動画を利用し実習内容を予習する。 あらかじめ実験操作を箇条書きやフローチャートにまとめて実験ノートにわかりやすく整理しておく。 各実験操作の意味を理解し、化合物の性質や物性を調査しておく。 実際の実験で得られた結果や分析データを実験ノートに記録する。 実験終了後は各実験テーマについて、目的、方法、結果、考察、そして課題をレポートにまとめ、指定した期日までに教員に提出する。
- 成績評価方法
- 到達目標の達成度を、予習課題、実験への積極的な参加、実験ノートとレポートにより評価する。 評価の割合は、履修態度10%、実験ノート30%、レポート60%とし、 100点満点で 60点以上を合格 ( C以上 )とする。 なお、レポートの受理をもって評価を行い、いかなる剽窃も不正行為とみなす。 単位習得には、予習課題の実施、実験への参加、実験結果を適切にまとめる能力の習得が必要である。
- 履修上の注意
- ・25年度の化学実験Ⅲ(市大科目)は、この科目を必修とする再履修生・未履修生向けに開講されます。大阪公立大学におけるカリキュラムでの化学実験2(公大科目)の一部の実験(別途指示をします)を受講するとともに、授業支援システムMoodleを介して遠隔で提供される課題に取り組むこと。 ・あらかじめ実験内容を理解して実験に臨む。注意事項をよく守り、安全に実験を行う。事故が起きた際も、適切な対応ができるように準備する。 ・授業内容にあげた項目の順番や内容に関しては変更することがある。 ・補講に相当する追加実験は提供しない。 ・履修希望者は、必ず科目代表者に事前連絡をすること。 ・実験を開始する前の指定期日までに「毒物および劇物の取り扱いに関する誓約書」を必ず提出する。 ・学生教育研究災害障害保険および付帯賠償責任保険(あるいは同等の保険)への加入が必須である。 ・障がいなどにより本実験の受講に際し特別な配慮を必要とする場合は、あらかじめアクセシビリティーセンターに相談すること。また、初回時に授業担当教員に申し出ること。
- 教科書
- 各実施内容に関する資料を、Moodleから各自ダウンロードすること。
- 参考文献
- ・David R. Klein著「クライン有機化学(上・下)」(東京化学同人) ・「基礎化学実験」 (大阪市立大学大学院理学研究科・基礎教育化学実験グルー プ編,2022,ふくろう出版) ・ 野島高彦著「実験ノートの書き方:誰も教えてくれなかった研究を成功させるための秘訣」(化学同人)
- オフィスアワー
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
- 教員への連絡方法(メールアドレス等)
- - 外部公開シラバスのためデータがありません / Please use UNIPA syllabus -
授業 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス : 安全教育と実験器具の確認 |
第2回 | TLCとカラムクロマトグラフィー |
第3回 | NaBH4還元:ケトンの還元 |
第4回 | NaBH4還元:シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製 |
第5回 | Horner-Wadsworth-Emmons反応:桂皮酸エステルの合成 |
第6回 | Horner-Wadsworth-Emmons反応:シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製 |
第7回 | 1次元NMR スペクトル解析 |
第8回 | 文献検索:電子ジャーナルおよびオンラインデータベース活用法に関する演習 |
第9回 | 2次元NMR スペクトル解析 |
第10回 | シクロペンタジエンとベンゾキノンの Diels-Alder 反応 |
第11回 | 紫外光照射による [ 2+2 ] 付加反応 |
第12回 | D,L-アラニンの光学分割:アセチル化とブタ腎臓由来アシラーゼによる酵素反応 |
第13回 | D,L-アラニンの光学分割:L- または D-アラニンの単離と再結晶 |
第14回 | D,L-アラニンの光学分割:旋光度測定による光学純度の評価 |
第15回 | 後片付け:実験器具の再確認と返却 |
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Updated on 2025/9/6 6:32:18